バイリンガルと英語力
2017-08-08 14:00:15
グローバル社会での英語力:バイリンガル人材の現状と課題
はじめに
近年、グローバル化が進展する中、ビジネスシーンにおける英語の必要性は増してきています。2023年8月8日、ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社が発表した調査により、バイリンガル人材が職場で直面する具体的な英語ニーズが明らかになりました。この調査は、日本で働くバイリンガル社員212人を対象に実施され、仕事における英文メールの頻度や、苦手とされる英語のスキルについて具体的なデータを示しています。
仕事における英語の使用実態
調査結果によれば、バイリンガル社員の87.7%が仕事で「メール」を英語で使用していることが分かりました。次いで「資料作成」が75.5%、そして「電話・電話会議」が75%と続いています。また、約3割の社員が過去1年以内に海外出張や赴任を経験したという結果も示され、現地でのコミュニケーション能力が求められていることが伺えます。
苦手意識が強い英語のシーン
一方で、「交渉・説得」が最も苦手とされ、35.6%の人が難しさを感じていることが判明しました。その後には「電話・電話会議」が29.8%、「プレゼン・スピーチ」が16.3%と続きます。対照的に、得意とされるのは「メール」(34%)と「資料作成」(13.1%)です。このように、バイリンガル人材の多くは、ライティング力には自信を持っていますが、即座に反応を求められるスピーキングには不安を覚えるようです。
英語力アップのための工夫
流暢に英語を使いこなすために多くのバイリンガル社員が実践している方法として、「英語を話す機会を増やす」という声が最も多く挙げられました。具体的には、英会話の研修や集いに参加することが挙げられています。また、ドラマや映画、インターネット動画などを視聴することでリスニング能力を高め、新聞や書籍を読む時に新しい語彙を学ぶことも日常的に行われているようです。これらの活動が、ビジネスでの表現力を豊かにする鍵となっています。
結論
日本が国際化するにつれて、英語力もますます重要なスキルとされています。職場での実際のニーズを把握し、弱点を認識した上で、それぞれの人材が工夫を凝らしながら英語に取り組む姿勢は、今後のビジネス環境で求められる人材像を反映しています。バイリンガル人材はそのグローバルスキルを生かし、新しい挑戦を続けています。
会社情報
- 会社名
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ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3丁目12番18号渋谷南東急ビル14階
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