新自動後処理機登場
2021-10-27 14:04:03

Form 3L対応の自動後処理機が新たに登場!業務効率化を実現

Formlabsから、巨大な造形物に対応した新しい自動後処理機「Form Wash L」と「Form Cure L」が発表されました。これにより、3Dプリントの効率的な工程が実現し、ユーザーに多くのメリットをもたらすと期待されています。

光造形(SLA)方式による3Dプリントでは、造形物が完成した後に、未硬化の液体レジンを洗浄する必要があり、その後、材料本来の強度を引き出すために二次硬化プロセスが不可欠です。しかし、この後処理工程は手作業が多く、時間がかかり、業務の効率を下げる要因となっていました。

新製品「Form Wash L」は、プリンターでの造形が終わった後、ビルドプラットフォームごと自動で洗浄が可能です。この機械の最大の魅力は、2台分のビルドプラットフォームを同時に洗浄できる点です。これにより、大型の造形物や複数の小型造形物を洗浄する際の作業時間を大幅に短縮。さらに、使用できる溶剤も幅広く、IPAやTPMなどに対応しています。タンク容量は37.9Lで、多量の造形物を洗浄することができます。

次に「Form Cure L」ですが、こちらは二次硬化工程を自動化する装置です。洗浄・乾燥した造形物を、ビルドプラットフォームから取り外して使用します。庫内は10分以内に80℃に到達し、3つの高出力UVライトで精密な二次硬化を行います。これにより、材料に応じた最適な紫外線照射時間を選定できるため、造形物の寸法精度を安定させることが可能になります。

この2つの新製品により、特に大きな造形物の製造における不確実要素を排除し、納期通りに高品質な造形物を仕上げることが期待できます。また、これらのプロセスを自動化することで、業務に従事するスタッフの負担も軽減され、より付加価値のある業務に集中できるようになります。

Formlabsは、アメリカ・マサチューセッツ州サマービルに本社を構える産業用3Dプリンタメーカーで、設立からこれまでものづくりの革新を追求してきました。同社は、創業者であるマックス・ロボフスキー氏がMIT在学中に設立し、2021年には創業10周年を迎えました。

4Dプリンタの進化とともに、Formlabs製の3Dプリンタはファームウェアのアップデートによって性能が向上し続けます。これにより、ユーザーは新製品を購入後も進化し続ける技術の恩恵を受けることができます。

今後もFormlabsは、さまざまな技術革新を通じて、ものづくりの新たな可能性を創造し続けることでしょう。製造業やデザイン業界において、さらに広範囲なニーズに応える製品を展開していくことに期待が寄せられます。

本件に関してのお問い合わせは、Formlabs株式会社マーケティング部までお気軽にどうぞ。電話番号は03-6718-4004、メールは[email protected]で受け付けています。

会社情報

会社名
Formlabs株式会社
住所
東京都品川区北品川3-6-9北品川369ビル 1F
電話番号
03-6718-4004

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