松竹ベンチャーズ、新アクセラレータープログラムを立ち上げ
松竹ベンチャーズ株式会社が、ゲーム業界の新しい可能性を切り開くためのアクセラレータープログラム『Shochiku Game Accelerator 2025』の募集を開始しました。これは、ゲーム体験を進化させる革新的なサービスを日本市場に導入し、さらに国際的に展開する企業を支援するものです。
プログラムの目的と内容
このプログラムは、選定された企業に対して実証実験のための支援を行い、特にゲーム体験を刷新する新サービスに焦点を当てています。選ばれた参加者には、9月に東京で開催されるデモデイでのプレゼンテーションの機会が与えられ、さまざまなゲーム関連の企業とのネットワーキングが支援されます。
実際に、松竹ゲーム事業室が展開しているさまざまなサービスやゲームのパブリッシング活動も活用できる機会が提供されます。試験的なプロジェクト(PoC)が、松竹が提供するゲームを使って実施できるため、開発者の新しいアイデアを形にするチャンスが広がります。
支援内容と応募方法
具体的には、選定された企業には、最大で10万ドルの費用が支給されます。この資金は非株式の費用負担に充てられ、ゲーム体験を向上させる新たなサービスの実証実験の実施に活用されます。ただし、ゲームタイトルそのものの開発費用は支援の対象外となります。
応募は、2025年5月19日まで可能で、詳細な情報は公式サイトの応募フォームから確認できます。また、選考プロセスとして、オンラインピッチによる選考等が行われ、結果は6月下旬に通知される予定です。
松竹ベンチャーズの役割
代表取締役社長の井上貴弘氏は、今回のプログラムに対して「独立系ゲームデベロッパーだけでなく、ゲーム関連の技術を持つさまざまな企業の参加を期待しています。新たなゲーム体験の共創を通じて、業界全体のエコシステムを発展させたい」と語っています。
松竹ベンチャーズは2022年に設立された、松竹グループのコーポレート・ベンチャー・キャピタルです。スタートアップ企業への投資と共創を促進し、オープンイノベーションを加速させることを目指しています。
おわりに
松竹ベンチャーズは、ゲーム業界の未来を担う企業との連携を強化し、新たな挑戦を通じて常に進化し続ける姿勢を示しています。今後の展望として非常に楽しみなこのプログラムに、ゲーム業界に関心のある企業からの応募が集まることを期待しています。