江口カン監督が特別審査員に!
「第5回全国高等学校AIアスリート選手権大会 シンギュラリティバトルクエスト2024」が開催され、その中でも特に注目を集めているのが、映画監督の江口カン氏が特別審査員として参加することです。江口監督は、Netflixの大ヒットシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」の監督として知られ、映像制作の第一線で多くの実績を上げてきました。審査員としての参加によって、高校生たちにとっては大きな刺激となるでしょう。
江口監督のプロフィール
江口カン監督は福岡県出身であり、福岡高校を卒業後、九州芸術工科大学を経て映像制作会社KOO-KIを設立しました。彼は、2007年から2009年までの3年間にわたりカンヌ国際広告祭で受賞を果たし、映画「ガチ星」や「めんたいぴりり」、「ザ・ファブル」など、多くの評価を得てきました。特に近年では、2023年に放送されたNetflixの「サンクチュアリ」が日本国内で1位、全球で6位を記録し、視聴者からの注目を浴びています。
AIアスリート選手権の目的とは?
本大会は、コンピュータを駆使して活動するギーク系部活に所属する高校生を対象に、AIやICT技術を学び、競い合う場となっています。日本においては2019年から開催されており、今年で6回目を迎えます。若者たちが未来を切り開くための基盤を築く重要な機会として位置付けられています。
特に「AIミュージッククリップバトルPowered by Dole」という競技では、生成AIを用いて「Doleバナナソング」をトランスフォームし、InstagramやTikTokに投稿された再生回数と審査員による評価で得点を競います。これにより、参加者は創造性を表現し、技術的なスキルを磨くことが期待されています。
競技の詳細
今回の大会では、参加者がAIを駆使し、音楽や映像表現を駆使したチームとして競い合います。応募は2023年9月23日正午までで、大会結果の発表は9月27日となっています。
また、地区予選の段階で投稿された動画が1,000回以上再生されたチームには、Doleオリジナルのバナナケースがプレゼントされるなど、参加意欲をかき立てる魅力的な特典も用意されています。優勝チームには、Doleバナナのひと房が贈呈されるチャンスも待っています。
AIによる未来のクリエイティブ表現
江口監督は、この大会を通じて次世代のクリエイターたちに期待を寄せています。AIの進化により、今後の映像表現がどのように変わっていくのか、遠からず映画制作においてもAIが重要な役割を果たすことになるでしょう。江口監督は、「すべての映像がAIで作れるようになっても、AIが勝手に作品を創作することはない」とし、参加者の自発的な創造性を重視しています。
まとめ
このように、江口カン監督の参加が発表され、ますます注目が集まる「第5回全国高等学校AIアスリート選手権大会」。高校生たちが新たな可能性を切り開く舞台として、未来の映像表現を牽引し、AIの進展に貢献する人材が登場することに期待が高まります。参加者たちの挑戦と成長を楽しみにしています。最後に、江口監督は自身の健康法として毎朝バナナを食べているとも語っています。