READYFORと旭川医科大学が提携
日本初のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を手がけるREADYFOR株式会社は、国立大学法人旭川医科大学との業務提携を発表しました。この提携により、旭川医科大学は地域医療の発展を目指し、さまざまなプロジェクトを展開していくことになります。提携の初号として、3つのプロジェクトが公開されました。
業務提携の背景と目的
旭川医科大学が掲げる建学の精神は、地域医療への貢献です。しかし、近年では国公立大学を取り巻く環境が変わってきており、安定した運営のためには新たな資金調達の手段が求められています。国からの運営費交付金や競争的資金だけに頼ることなく、クラウドファンディングを活用することで、各研究室や大学の設備への寄付を集める機会が広がります。今回のパートナーシップにより、旭川医科大学は78校目の提携大学となります。
公開されたプロジェクト内容
1. 膵がん早期診断法の開発
膵がんは予後が非常に悪いがんで、早期発見が生死を分ける重要な要素です。このプロジェクトでは、血液中の細胞外小胞を用いた新しい診断法の確立を目指しています。個々の成果の検証に向け、クラウドファンディングを通じて資金調達を行います。
2. 血液がん治療の地域格差解消
旭川医科大学病院では、血液疾患の患者数が増加しており、造血幹細胞移植が必要となるケースが増えています。しかし、器具資源の不足が問題化しているため、新たな凍結保存容器を購入するための寄付を募集します。
3. 小児白血病治療薬の創薬研究
小児白血病は日本の小児がんで最も一般的ですが、治療には多くの副作用が伴います。このプロジェクトでは、有益な微生物由来の分子を用いた新薬の開発を企図しており、基礎研究の資金調達を必要としています。
まとめ
READYFORと旭川医科大学の共同提携は、地域医療の未来に向けた新たな挑戦です。医療現場での寄付の呼びかけを通じて、多くの方々の協力を得られることを願っています。皆さまの応援をお願いいたします。
READYFOR株式会社について
READYFOR株式会社は、社会をより良くするお金の流れを作ることを目的として、様々なファンドレイジング事業を展開しています。詳細は
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