近年、「推し活」という言葉が広がりを見せており、特に若者たちの間で人気を集めています。最近、アフィリエイトプラットフォーム「afb」を運営する企業が行った調査によると、20代の約50%がこの推し活を経験していることが明らかになりました。推し活とは、自分の好きなアイドルやアーティスト、アニメキャラクターなどを応援する行動全般を指し、今や多くの人の日常生活の一部となっています。
調査概要
調査は全国の20歳から69歳までの男女4000人を対象に、ネットリサーチ形式で実施されました。質問内容は「推し活をしていますか?」というもので、結果は以下の通りです。
- - している:23.8%
- - していたが卒業した:6.2%
- - していない:70.0%
実に約3人に1人が推し活経験者だという結果が出ており、推し活は特別な趣味ではなく、一般的な娯楽として定着している様子が伺えます。
性別による違い
調査結果を男女別に見ると、推し活をしているのは女性の方が多く、27.0%が「している」と回答しました。これは、男性の20.7%を上回る数値です。また、「していたが卒業した」との回答も女性が僅かに多いという結果が出ており、推し活の文化が女性に広がっていることが考えられます。
近年のエンターテイメント市場では、女性向けのコンテンツが多く生まれているため、彼女たちが推し活に力を入れる機会が増えているともいえるでしょう。
年齢層に見る推し活の実態
さらに年代別に見ると、若年層になるほど推し活経験が多く、特に20代では49.8%が経験ありとのことです。これに対して40代以降では30%を下回る結果となり、世代間での意識の差が見られます。この背景には、SNSの普及が挙げられます。デジタルネイティブ世代である20代は、SNSを通じて「推し」の世界にアクセスしやすく、推し活を楽しむ環境が整っています。
未婚者と既婚者の違い
また、未婚者と既婚者の推し活率を比較すると、未婚者が27.6%であるのに対し、既婚者は19.2%という結果が出ています。結婚すると生活の自由度が制限されることが多く、その影響から推し活に使える時間やお金が減少することが推測されます。
このように、推し活は特定の趣味ではなく、一般的な日常の活動として受け入れられるようになったことが明らかになりました。特にSNSを駆使している20代の若者、女性層、未婚者が積極的に推し活を行っている傾向にあります。
推し活による心の豊かさ
推し活はストレスの解消や生活の活力を与えられる活動として、今後ますます注目されるでしょう。心の健康を保ちつつ、楽しい日々を送る手段として推し活は進化し続けています。
このような調査結果は、今後の推し活文化とその影響を予測する上で貴重なデータとなるでしょう。