Z世代の旅行意識
2023-02-15 15:00:01
Z世代400名の海外旅行意識調査から見えてきた不安と期待
Z世代400名の海外旅行意識調査
2023年、海外旅行への関心が高まる中、Z世代を対象に実施された意識調査の結果が発表されました。調査によれば、海外旅行の経験があるZ世代の91%以上が今年こそ海外旅行に行きたいと考えている一方で、さまざまな不安も抱えていることがわかりました。
期待と不安の共存
Z世代の4割以上が「2023年こそ海外旅行に行きたい」と答えており、特に海外旅行を1~2回経験した人に絞るとその割合はさらに90%以上に達します。しかし同時に、社会情勢への不安を感じている人も少なくありません。計画を立てたい気持ちと、実際に出かけることに対する不安が折り重なっているのです。
海外旅行先選びの基準
調査では、Z世代が海外旅行先を選ぶ際に重視するポイントとして「治安」が最も多く、約7割がこの要素を挙げました。最近の社会情勢に対する意識が反映された結果とも言えるでしょう。治安の良さが確保された行き先に対して支出を予定する傾向が見られます。
旅行先の人気ランキング
2023年に行きたい海外旅行先のランキングでは、男性のトップは「ハワイ(30.0%)」、女性は「韓国(36.5%)」という結果でした。異なる趣向を持った男女がそれぞれの文化や体験を求めていることが見て取れます。
自由時間の希望
約9割のZ世代が海外旅行中に「自由時間がほしい」と感じており、そのうち約8割は半日以上の自由時間を望んでいます。しかし、そんな自由時間に対して不安を感じる人も多いことが調査で明らかになりました。具体的には、7割以上が自由時間中の不安を持っており、特に言葉の壁や現地でのトラブルに対する懸念が強いです。
コミュニケーションに関する懸念
Z世代の6割以上は、自由時間において現地の方とのコミュニケーションを取ることや、トラブルが起きた際にどう対処するかについて不安を抱いています。コミュニケーション手段としての言語の問題と、事件や災害への対処法がわからないことが大きな原因です。
トラブルに対する意識
海外旅行中にトラブルや事件に巻き込まれる可能性については、約4割がその可能性を考えたことがあると答えています。さらに、3人に1人はその対処法を知らないという結果も出ており、準備の重要性が改めて認識されました。
情報源の確保
Z世代が信頼できる情報源として挙げたのは、国や省庁が発信するトラブル情報や危険情報です。また、海外旅行先の危険情報をメールやSMSで受け取れるサービスを希望するZ世代も約6割にのぼり、特に「ツアーセーフティーネット」へのニーズが高いことが示されました。
ツアーセーフティーネットとは
「ツアーセーフティーネット」は、海外旅行を安全に楽しむためのサービスで、現地安全情報を24時間体制で提供します。このサービスを通じて、旅行者自身やその家族がリアルタイムで安全を確認できる点が評価されているようです。
まとめ
調査を通じて、海外旅行に対するZ世代の期待と不安が浮き彫りとなりました。旅行の計画を立てる際には、治安や安全情報の把握が欠かせないことが再認識される結果となっています。今年こそ、旅行を楽しむための準備を整え、不安を軽減する方法を考えていきたいものです。
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