羽田空港の新決済
2025-12-23 08:49:08

羽田空港でのステーブルコイン決済、未来の店舗体験を創出

羽田空港における新しい決済手段の導入



株式会社ネットスターズが、羽田空港第3ターミナル内の一部店舗で、新たに米ドル建てのステーブルコイン「USDC」を用いた店舗支払いの実証実験を行うことを発表しました。このサービスは、インバウンド旅行客向けの新しいお支払い手段を提供する目的で、近日中に開始される予定です。

ステーブルコインとは?



ステーブルコインは、米国の法令に基づいて発行されたデジタル通貨であり、通常の暗号通貨と比較して価格の安定性が特徴です。特に米国では、2025年に「ジーニアス法」が施行予定で、ステーブルコインを活用した決済の人気が高まっています。日本においても、デジタル通貨に対する関心が急速に高まっており、JPYC(円建てステーブルコイン)の発行が始まっています。

羽田空港は、日本の玄関口として多くの外国人旅行者に利用されており、彼らの多様な決済ニーズに応えることが急務です。特に、海外で普及が進んでいるステーブルコインを利用した決済手段は、インバウンド旅行客の利便性を向上させ、キャッシュレス社会の実現にも寄与すると期待されています。

実証実験の詳細



ネットスターズは、10年以上にわたり店舗と決済サービスの接続を行っており、QRコード決済サービスへの強みを持っています。ステーブルコインの社会実装に向けた法的な整理を行い、USDCを同社の決済ゲートウェイ「StarPay」に組み入れることで、加盟店にサービスを展開します。

このプロジェクトの一環として、利用者はWEA JAPAN社が開発したステーブルコイン決済用のQRコードを使用することができます。店舗での支払い時にQRコードを表示し、加盟店が読み取ることで、ユーザー自身の管理するUSDCを活用した決済が可能になります。また、加盟店側は「StarPay」を通じて同様に業務を行うことができます。

このようにして、羽田空港という重要なハブでのサービス実証により、双方に新たな支払い体験を提供することを目指しています。

法律的な配慮



この実証実験に関して、担当弁護士の清水音輝氏は「本事業は国内法規制の適用に関する整理を行い、特に資金決済に関する法律を遵守した形で進めている」と述べています。

ネットスターズの意気込み



株式会社ネットスターズの代表取締役社長CEO、李剛氏は「このたび、羽田空港でステーブルコインを利用した決済を実現できたことを非常に光栄に思っています。ネットスターズは、Web3やデジタル通貨の可能性に早くから注目し、研究と実証を進めてきました。今後も、決済ゲートウェイを通じて、Web3とリアル社会をつなぎ、新しい価値を提供していきたい」とのコメントを寄せました。

未来への展望



この実証実験の成果を基に、今後は他の空港や商業施設へのサービス展開も視野に入れ、ステーブルコインの社会実装を推進していく方針です。ネットスターズは、Web3技術とリアル社会をつなぐための新しい決済インフラの構築に取り組んでいきます。

この新たな試みが、旅行者と店舗双方にどのような影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社ネットスターズ
住所
東京都中央区八丁堀3-3-5住友不動産八丁堀ビル3・4F
電話番号
03-6260-3788

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