東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(TED長崎)は、直近の技術革新により、IP電話網に対応した新しいCTI装置「CTBX-7004/7012/7024」を2025年9月から販売すると発表しました。これは、現在もFAX機器が必要とされている状況に対応すべく開発された製品です。多くの企業や団体がAIやDXの流れの中でFAXを廃止しつつある中、重要文書の送受信や非常時の通信手段としてのFAXの必要性について考え直すケースが増えてきました。TED長崎は、この状況においてFAXシステムの持続可能性を提供することを目指しています。
製品の概要
「CTBX-7004/7012/7024」は高性能なCTI装置として設計されており、IP電話ネットワークに直接接続できるため、音声通話だけでなくFAXの送受信が可能です。オンプレミス環境はもちろん、クラウド基盤やデータセンターでも幅広く利用できます。加えて、「CTシステム・ビルダー for Network」を活用することで、複数の装置を使った大規模なFAXサーバシステムや冗長性のあるシステムを柔軟に構築することができます。
主な特徴
1.
コスト削減の実現: 昨今のビジネス環境では、CTIサーバと他業務系サーバを統合することによって、物理的なサーバの数を減少させ、運用の効率化を図ることでコスト削減を実現します。
2.
省スペース設計: CTBXシリーズは、従来のCTBX-704/712/724と比較して47.5%のサイズダウンを果たし、設置スペースを大幅に削減しました。
3.
マルチキャリア対応: NTT東日本・西日本の「ひかり電話オフィスA」、NTTドコモビジネスの「Arcstar IP Voice」、ソフトバンクの「おとく光電話」など複数のキャリアに対応。KDDIの「光ダイレクト」にも将来的に対応予定です。
4.
安心の長期保守: 最長で7年間の保守サービスを提供し、長期の安定した運用をサポート。
5.
多様な利用シーン: コールセンター業務や電話自動応答(IVR)、FAX通信など、多岐にわたるビジネスニーズに応えることができる製品です。
製品仕様
- - チャネル数:最大24ch対応
- - 音声形式:PCM、μ-law(G711)対応
- - FAX規格:ITU-T T.30準拠、G3規格、A4〜A3対応
- - 本体寸法:135×40×210mm、重量約1kg
詳細な仕様につきましては、TED長崎の公式ウェブサイトをご覧ください。販売価格はオープン価格で、年間の販売目標は50台を予定しています。TED長崎は、顧客のニーズに応える製品開発とフレキシブルなシステム環境の提供を通じて、企業のICTインフラの安定運用に貢献していく方針です。
東京エレクトロン デバイス長崎について
東京エレクトロン デバイス長崎は、スマートエネルギーやDCIM、CTI関連製品等、幅広い自社ブランドを展開するメーカーです。デジタル技術による受託開発から試作、量産までの一貫した対応を特徴とし、顧客満足の向上を目指しています。
お問い合わせ
この製品に関するお問い合わせは、TED長崎の総務部までどうぞ。電話番号は0957-25-2001、ファックスは0957-25-2045です。商業施設、コールセンター導入に向けて、ぜひこの新製品をご検討ください。