PCデポ、新しい車両型店舗「Connected Mobile Store」の導入を発表

PCデポが目指す新たなビジネスモデル、Connected Mobile Store

来年の夏、PCデポが業界初の試みとして、地域に密着した車両型の店舗「Connected Mobile Store」を導入します。この新しい店舗は、豊かなデジタルライフを提供するために発想されており、家庭や地域に根差したサービスをご提供します。

Connected Mobile Storeとは？

「Connected Mobile Store」は、地域の人々の生活を向上させるための車両型店舗であり、メンバーシップ制のデジタルサービスに基づいたソリューションを提供します。ユーザーは、テレワークやオンライン授業への参加をサポートし、スマホ決済でのショッピングの利便性を享受できるほか、車内を動画編集スタジオとして利用するなど、デジタルライフでのやりたいことが実現可能となります。

この新しいビジネスモデルは、地域の暮らしとデジタル領域とを密接に融合させ、利用者にとってより身近な存在となることを目指しています。

背景と目的

近年、デジタル化が進展する一方で、「デジタルデバイド」—すなわち、デジタル技術を利用できる人とできない人との間に生じる格差—が大きな社会問題となっています。様々なサービスや教育機関がデジタル化される中、こうした技術を利用できない家庭が存在し、それが生活の質に影響を及ぼしています。

PCデポは、「すべてのお宅にデジタル担当を」というミッションを掲げ、地域の人々が抱えるデジタルに関する悩みや相談に迅速に応えられる存在になりたいと考えています。「Connected Mobile Store」は、修理から使い方の指導まで幅広くサポートし、地域のデジタルライフを支えます。

サービスと車両の特徴

車両型店舗で提供されるサービスには、商品購入、修理、オンラインクラスルーム、テレワーク、eスポーツ、さらにはライブレクチャーなど多彩な内容が含まれています。また、各店舗にはLTE Wifiや5Gの通信機能、デジタルサーバー、撮影スタジオ、プロジェクター、さらにはクリーンエネルギーの発電システムなど、多様な機能を搭載しています。

利用者は、月額会費を支払うことでサービスを受けることができ、利用料金の詳細については徐々に発表される予定です。車両型店舗は、全国各地のPCデポ既存店から順次展開され、2021年の夏から本格的な運用が始まる予定です。

今後のビジョン

PCデポは、今後地域の企業やサービスと提携しながら、この新しい店舗モデルの拡大を目指します。地域住民がデジタル技術にアクセスしやすくなることで、デジタルデバイドの解消に寄与すると共に、地域活性化にもつなげていく考えです。

このConnected Mobile Storeにより、PCデポはさらに進化を遂げ、地域の生活を豊かにするための基盤を形成していきます。デジタルライフのサポートを身近に提供することで、地域の皆様とより良い未来を共同で築いていくことでしょう。