津久見市長がYouTubeでイルカと共演!
大分県津久見市の市長、石川正史氏が自身の社会的役割を果たすべく、新たに始まったYouTube番組『首長と○○やってみた』に登場し、地元の魅力を発信しました。この番組は、自治体の首長が自らの地域をPRすることを目的としており、石川市長はその記念すべき第20弾として特別な登場を果たしました。
番組は12月12日に配信され、津久見市のシンボルともいえる「大友宗麟公(ドン・フランシスコ)之像」前から魅力を紹介しました。津久見市は美しいリアス式海岸線と、豊かな自然に恵まれたコンパクトな町であり、海と山が近接していることが特徴です。また、水産業が発展しており、保戸島を拠点とした遠洋漁業でも知られています。
今回の番組では、珍しい地名「セメント町」や郷土料理「ひゅうが丼」などを通じて津久見の文化にも触れました。石川市長は、イルカと一緒に泳げる「つくみイルカ島」でのアクティビティにも挑戦しました。特に「プッシング」という技に挑戦しながら、イルカのササちゃんと共に今後の津久見への熱い想いを叫ぶシーンは、視聴者にとって印象的な瞬間となったことは間違いありません。
この番組に出演する背景には、地域の魅力を効果的に伝える必要性があります。2024年4月に公表された「人口戦略会議」の報告によれば、2050年には20代から30代の女性が半減し、多くの自治体が消滅の危機に瀕しているとのこと。そうした危機を回避するために、地域外からの誘致が喫緊の課題になっています。加えて、地域の住民自身が首長やその施策を理解するための広報活動も重要です。
石川市長の取り組みは、こうした課題に向き合う一環としての位置付けにもなっています。地域外の人々に対して津久見市の魅力を発信することで、観光客や移住者、企業の誘致につなげる狙いがあります。石川市長はSNSを活用した広報活動にも力を入れており、地元住民からも寄せられる反響を楽しみにしていると言います。
出演を希望する自治体は常に募集しており、これからも全国の市町村とのコラボレーションで、地域の魅力を発信していく予定です。津久見市を皮切りに、さまざまな自治体が自らの特色をアピールできる場が拡がることを期待しています。
石川正史市長のプロフィール
石川正史氏は、法政大学経済学部を卒業後、山口放送株式会社を経て、2018年には株式会社大分放送に入社。その後、2022年に株式会社cottaの執行役員を経て、2023年には津久見市長に就任しました。日々の活動の中でSNSを活用し、地元の情報を積極的に発信しています。座右の銘は「石橋を叩いて渡る」であり、慎重ながらも強いリーダシップを持つ政治家として知られています。
まとめ
津久見市長の勇気ある取り組みによって、自治体PRの新たな道が切り拓かれています。今後もYouTube番組『首長と○○やってみた』が各地の魅力を知るうえでの重要なメディアとなることが期待されており、地域と地域が結びつく架け橋となることでしょう。