株式会社グループセブ ジャパンが製造したティファール電気ケトルについて、注意喚起が行われました。2021年10月から2024年7月までに製造された特定のロットにおいて、電源コードの不適切な使用方法が原因で、電源プラグが破損し、発煙や発火の可能性があることが確認されています。今回の問題は、約418万台に及ぶ製品に関連しており、安全性を最優先に考えた無償交換の取り組みが進められています。
対象製品とは?
対象となる製品は、ティファールの電気ケトル28モデルおよび60種の製品です。具体的には、製品の底面に貼られたラベルに、製品品番や4桁の番号が記載されています。それぞれの番号が、対象製品のリストと一致する場合は、無償交換の手続きを行うことができます。特に、ラベルによる確認が必要であり、製造された週や年を示す4桁の番号も確認点として重要です。これにより、自身が保有している電気ケトルが対象かどうかを容易に見極めることが可能です。
無償交換の申し込み方法
無償交換を希望する場合は、以下の窓口を活用してください。
- - 無償交換特設ページ: ティファール無償交換サイト
- - 無償交換事務局フリーダイヤル: 0120-153-020 (受付時間: 午前9時〜午後6時、土日祝日も受付)
お手数をおかけしますが、安全確保のため、該当する方は早急に手続きを進めてください。
発火事故の実態
2024年4月以降、ティファールの電気ケトルに関しては16件の発煙・発火事故が確認されています。軽度の火傷を負った方もいますが、幸いにも大きな物的被害は報告されていません。しかし、この状況を重く受け止めたグループセブでは、状況の解析を進めており、発火の原因の一因は不適切な使用方法であるということが判明しました。実際に、電源コードを持ってコンセントから引き抜く行為が、電源プラグに過度の負担を与えることが事故に繋がることが考察されています。これに対処するため、無償交換によって構造が異なるプラグを取り入れる対策が取られます。
今後の製品について
2024年8月以降に製造されたティファールの電気ケトルは、新たな構造の電源プラグを採用しているため、無償交換の対象にはなりません。しかし、既存の製品を使用している方は、早めに確認し、必要な手続きを行うことが推奨されます。
本件に関しての報道関係者向けの窓口も設けられており、開設期間は9月16日から10月15日まで。できるだけ多くの方に正しい情報をお伝えできるよう努めています。
家族や友人と共に、今回の問題を共有し、安全な生活を確保していきましょう。電気ケトルは日常的に使用する非常に便利な家電ですが、安全性には十分な配慮が必要です。