株式会社テーブルカンパニーがB Corp™認証を取得
株式会社テーブルカンパニーがこの度、国際的な企業認証システム「B Corp™」を取得しました。この認証は、企業の社会的・環境的な取り組みを評価し、公益性を重視する企業に与えられます。
B Corp™とは
B Corp™は、2006年に米国の非営利団体B Labによって設立された認証制度で、環境への配慮や社会貢献などに注力している企業を認定します。認証を得るためには、約200の厳格な評価指標をクリアしなければなりません。この認証の「B」はBenefit(便益)を指し、企業が財務的利益だけでなく、広く社会にメリットをもたらしていることを示します。
日本国内での位置付け
テーブルカンパニーは、日本国内で66社目のB Corp認証取得企業となり、国際的には約10,179社が認証を受けています。この認証はただのラベルではなく、持続可能なビジネスの推進家としての役割を果たすムーブメントとも言えるでしょう。
認証取得の背景
テーブルカンパニーは、社会や地域が抱える問題をビジネスの力で解決することを企業の使命として掲げています。特に、発酵温浴事業を中心に、資源の循環利用や地域資源の活用に力を入れてきました。
その姿勢から、B Corp™認証の取得を通じてこれらの取り組みを国際的に可視化し、より高い透明性を持つビジネスを目指すことに意義を感じています。この約1年間の認証プロセスでは、自社の活動を客観的に評価し、社会的影響と環境への配慮を両立させる体制を整えました。
これは、テーブルカンパニーが掲げる「誰もが嬉しい循環」を世界基準で証明するための第一歩です。
発酵温浴nifuの取り組み
テーブルカンパニーが展開する『発酵温浴nifu』は、電気やガスを使わずに発酵熱だけを用いた温浴サロンです。この事業は、都会で生活する女性たちの美と健康をサポートするために設立されました。
発酵に使われる資材は、山林の課題となっている林地残材や放置林の間伐材を活用しています。この取り組みは、森林の再生を促し、環境に配慮したビジネスモデルです。また、使用後の資材は農業や畜産業でアップサイクルされ、新たな循環を生み出しています。
持続可能なビジネスモデル
このような循環活動は、環境保護や生物多様性の保全に寄与するだけでなく、地域経済の活性化にもつながります。誰もが嬉しい循環型のビジネスモデルを推進することによって、テーブルカンパニーは持続可能な未来に向けた一歩を踏み出しています。
社会とのつながり
B Corpコミュニティの一員となったことは、地域への影響をより強め、さまざまなステークホルダーとの連携を促進することにつながります。テーブルカンパニーの代表、片山裕介氏は、この認証を新たなスタートラインと捉え、「地域社会、パートナー企業、お客様と共に歩むことを大切にしながら、持続可能な未来を創造していく」ことを誓っています。
最後に
テーブルカンパニーのB Corp™認証取得は、企業としての社会的責任を果たすための重要なマイルストーンとなります。今後も循環型社会の実現に向けた挑戦を続けていく姿勢に、多くの人々から注目が集まることでしょう。