駐在妻のキャリア支援新提携、仕事を希望する女性たちに光を

2021年11月、駐在妻のキャリア支援に取り組む「CAREER MARK」と広報 PR の育成を手掛ける「ハッシン会議」が業務提携を結びました。この提携の背景には、夫の海外勤務に帯同する多くの女性のキャリアが一度途切れてしまう現実があります。調査によると、駐在帯同経験のある女性の約6割がキャリアを継続できておらず、そのうち80%が「仕事がしたいができない状況」にあります。

提携の狙い

このような現状に対し、ハッシン会議はCAREER MARKの理念に共感しました。その理念は、駐在期間を「キャリアが断絶するブランク」ではなく、むしろ「海外の視点を知り、視野を広げる豊かな時間」と捉えることにあります。この提供するサポートにより、駐在妻たちがキャリアを断絶することなく、広報などの新たなスキルを身につけられる機会を得ることを目指します。

提携の内容は、CAREER MARKを通じて紹介された駐在帯同経験のある女性に対し、6ヶ月間のインターンプログラムや業務委託を通じた人材連携です。これにより、ハッシン会議の広報 PR 事業において実践的なスキルを学ぶ機会が提供されます。

インターンプログラムの詳細

主なインターンプログラムには、以下の内容が含まれています：

1. SNS運用実務
2. WEBライティング
3. 情報開発（リサーチ）
4. PRアシスタント業務
5. ハッシン会議主宰のPRコミュニティ運営サポート

これらを通じて、参加者は広報スキルを高め、今後の復職や転職に繋がるキャリア形成を支援されることを意図しています。

未来へのビジョン

企業がステイクホルダーへ迅速に情報を発信し、信頼を構築することがますます重要になっています。そのため、広報 PR 人材の育成は社会的に急務です。特に近年、オンラインビジネスや在宅勤務が増え、オフィスに通うことが必須ではなくなったことが、駐在妻たちに新たなチャンスを与えています。この提携によって、仕事をしたいと望む女性たちが社会の中で新たなキャリアを築くことができるよう取り組んでいます。

一方、駐在帯同期間が「ブランク」と見なされることが少なくありません。この環境下で、実務経験が不足していると感じ、復職を断念する女性もいるのが現実です。ハッシン会議が提供するPR業務を通じて、経験とスキルを積む機会を提供することが、現在の取り組みの一環です。

CAREER MARKとその役割

CAREER MARKは、駐在帯同経験を持つ女性を対象に、様々なサポートを行っています。セミナーやコミュニティなどを通じ、渡航前や帯同中、本帰国後のキャリア再設計をサポートし、最終的には企業への紹介までも手掛けます。企業の持続可能な活動を促進し、駐在妻のポテンシャルを引き出すための提案にも注力しています。