終戦80年企画展
2025-07-31 17:53:20

終戦80年を迎える企画展「Being - PEACE is a Verb -」の全貌

終戦80年記念 企画展「Being - PEACE is a Verb -」



2025年の8月15日(金)より、東京・神楽坂の√K Contemporaryにて、終戦80年を記念した企画展「Being - PEACE is a Verb -」が開催されます。本展は、現代に生きる私たちが戦争の記憶をどのように受け継いでいくのか、そしてその重要性を考えさせる内容となっています。

展覧会の背景



終戦から80年が経過した現代、日本人の多くは直接的に戦争を経験していません。そのため、戦争に関する記憶は徐々に風化し、無意識のうちに他者のものとしてかたくるまれていく傾向があります。私たちはその結果、戦争を単なる歴史的な出来事として距離を置いて捉えてしまうことが多くなっています。

本展はこのような状況に対抗し、「戦争と無意識の間」をテーマに掲げています。展示されるのは、戦争を直接経験していない若手作家たちの作品です。彼らはその表現を通して、平和について新たな視点を持つことを促されます。具体的には、戦争を過去の出来事ではなく、我々の現在と未来に関連した問題として捉える機会を提供することを目指しています。

本展のタイトル「PEACE is a Verb」には、平和は単なる状態ではなく、積極的に創造していくべきものだという意義が込められています。一人ひとりが自分の立場から平和を築いていくことが必要なのです。

プログラムと出展作家



初日の8月15日には、出展作家の一人である中西凜による参加型パフォーマンス「Sculpture Should Be Eaten」が行われます。このパフォーマンスでは、来場者が作品を食べることで、アートの体験を新たな形で享受することができます。その他にも会期中にはトークイベントが予定されており、アートや戦争、平和についての深い議論が交わされることが期待されます。

本展に出展する作家には、故人の小早川秋聲や若松光一郎、現存する若手作家の内山翔二郎、叶野千晶、坂田桃歌などが名を連ねています。彼らはそれぞれの視点から、戦争や平和の概念を形にしています。特に、内山は昆虫をテーマにした作品で人間社会との類似を探求し、叶野は写真を通じて歴史的背景を視覚化しています。

未来へのメッセージ



本展が目指すのは、平和を他者に委ねるのではなく、一人ひとりが意識して創るべきものであるという認識を広めることです。私たちの存在が未来に与える影響は計り知れません。戦争の記憶が薄れつつある現代において、アートを通じて新たな視点を育み、平和について改めて考えることの重要性を一人ひとりが理解することが求められています。

展覧会は2025年9月13日(土)まで続き、観覧は日曜と月曜を除く13時から19時まで可能です。ぜひ足を運んで、未来を考えるきっかけにしてみてください。

展覧会情報


  • - 会期: 2025年8月15日(金)〜 9月13日(土)
  • - 会場: √K Contemporary(東京都新宿区南町6)
  • - 出展作家: 小早川秋聲、若松光一郎、内山翔二郎、叶野千晶、坂田桃歌、藤堂、戸谷太佑、中西凜、堀江栞、藤本純輝、李晶玉など
  • - 公式ウェブサイト: √K Contemporary


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会社情報

会社名
美術商社盛林株式会社
住所
東京都新宿区南町6
電話番号
03-6280-8808

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