高岡伝産が新しいコンセプトを発表
2023年、高岡伝統産業青年会(以下、高岡伝産)は、52年の歴史を振り返り、市場環境の変化に対応するための新たな決意を発表しました。そのテーマは「伝産、総力戦。」。これは、職人たちの技術を武器に未来の課題に立ち向かう決意を表しています。
高岡の伝統産業が抱える現状
富山県高岡市は、400年以上の歴史を持つ伝統産業が栄えてきた地域であり、高岡漆器、高岡銅器、高岡仏壇などが生産されています。しかし、時代の変化に伴い、商品の売上は1990年以降に急激に減少しています。職人たちは、工場の中で黙々と作業するだけでは未来がないとの思いから、2014年に消費者との直接的な接点を持つイベントを立ち上げるようになりました。
新しい名刺の意味
2025年より高岡伝産の名刺が新たなデザインに刷新されます。この名刺は、職人たちを「仲間」として捉えるための「武器」を象徴しています。それにより、職人同士の繋がりを深め、互いに助け合いながら地域の活性化に貢献することを目指しています。
“ごちゃまぜ”なチームの力
高岡伝産は、伝統職人を中心に構成されていたチームから、様々な業種のメンバーが加わり多様性が豊かになりました。現在、会員の37%は異業種からのメンバーであり、これにより新たな視点やアイデアが持ち込まれています。このような多様性が、今後の活動の推進力となります。
過去からの学びと未来への挑戦
高岡伝産の活動は、過去12年間の取り組みに支えられています。工場見学ツアーや大学生との交流プログラムなど、様々な企画を通じて盛り上がってきました。この活動を振り返り、より良い未来を築くために新たな戦略が必要です。
まとめ
新たなコンセプト「伝産、総力戦。」とともに、高岡伝産は地域と産業の未来を見据えた新しい取り組みを展開しています。高岡市の伝統産業を守り育てるために、職人たちは「武器」を手に、新たな挑戦を続けていきます。私たちの夢を、行動を通じて実現し続けるためにも、地域の方々の応援が必要です。私たちの活動をぜひフォローしてください!