新電元工業の新製品について
新電元工業株式会社は、このたび新しい高耐圧面実装ダイオード「D1CG120K」「D3CG120K」を発売しました。これらは主に車載用途を想定して開発されており、高電圧環境でも安定した動作を実現しています。
1. 新製品の特長
面実装による高耐圧の実現
新しいダイオードは1000Vを超える高耐圧を実現しており、端子間距離を5.6mmに拡張しました。これにより、国際規格IEC60664-1に準拠した優れた絶縁性能を確保しています。
小型パッケージの利点
この新製品は、サイズが非常にコンパクトなCGパッケージ(7.6×4.0×2.8mm)で提供されます。この省スペース設計によって、これまでの挿入型パッケージに依存することなく、高耐圧を維持しながらも取り扱いやすくなっています。
高信頼性と高温環境対応
また、AEC-Q101に準拠しているため、車載機器が要求する高信頼性や高温環境下での安定動作に適応しています。これにより、さまざまな車載機器、特にxEV用インバータなどに利用可能です。
2. 主な用途
新製品は、以下のような用途での活用が期待されています。
- - 車載用途:xEV用インバータ(DESAT)、OBC(ブートストラップ)、DDC(スナバ)
- - 産業機器用途:産業機械用インバータ(DESAT)、サーボ(DESAT)、DDC(スナバ)など
これにより、車載および産業機器分野におけるインバータの高耐圧化・小型化に貢献するでしょう。
3. 製品仕様と販売情報
この新製品は2026年4月に発売予定です。今まで以上に高耐圧化と小型化が求められる車載および産業機器において、非常に強力な選択肢となることでしょう。
4. 新電元工業について
新電元工業は1949年に設立され、主にパワー半導体やスイッチング電源を取り扱っています。特に半導体技術・回路技術・実装技術を融合させた独自の製品開発を行っており、持続可能な社会の実現に寄与しています。より詳細な情報は公式ウェブサイト(
新電元工業)をチェックしてみてください。
お問い合わせ先
新電元工業株式会社 営業本部マーケティング部
News事務局
新電元工業の新しい高耐圧面実装ダイオードは、これからの自動車や産業機器の進化に大きく寄与することが期待されています。