東京都「TIB CATAPULT」グローバル推進クラスター選定の背景と展望
東京都が主催する「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」において、CIC Instituteが中心となり、清水建設、三菱地所、三菱電機、東京大学と連携して新たに設立された「Global City-tech Bridge」が、唯一の「グローバル推進クラスター」として選ばれました。この取り組みは、大都市におけるテクノロジー、特にスマートシティやモビリティなどの分野に革命を起こすことを目指しています。
このイニシアティブは、東京都が「世界最高にスタートアップフレンドリーな東京」を実現するための一環であり、「Tokyo Innovation Base」というスタートアップ支援の拠点も設置されるなど、多様な取り組みが進められています。今回選定された「Global City-tech Bridge」では、スタートアップが大企業とマッチングされる機会を提供し、実証機会や経済的支援を行うことで、より高度な技術の社会実装を目指します。
スタートアップ支援の概要
「Global City-tech Bridge」では、具体的に次のような支援内容が提供されます。
- - スタートアップの募集・選定: 都市問題に特化したテクノロジーを持つスタートアップが対象。
- - マッチング制度: 大企業や公的機関とのマッチングを実施し、テストフィールドを提供。
- - 資金支援: 社会実装に向けて、最大300万円の資金提供が行われます。
- - PR支援: プレスリリースの発表など、スタートアップが発信力を高めるための支援も行われます。
また、スタートアップは海外市場への展開も視野に入れることが期待されており、イギリスに本拠を置くConnected Places Catapultとの連携によって、ロンドンをはじめとする海外都市への進出が促進されます。
今後の展望とイベント
「Global City-tech Bridge」の活動は2024年10月から始まり、2027年3月までの予定です。新しい都市関連テクノロジーの圧倒的なイノベーション創出はもちろん、社会課題の解決に向けた具体的な取り組みも始まります。特に注目すべきは、2024年10月16日に開催されるスタートアップ向けの募集説明会です。参加を希望する方は、指定されたURLから登録が可能です。
東京都が積極的なスタートアップ支援策を設ける中で、今後の新技術やソリューションがどのように社会実装されていくか、その動向は業界全体にとって非常に重要です。この新しいクラスターの今後の進展も非常に期待されています。
お問い合わせ先
「Global City-tech Bridge」に関する詳しい情報や問い合わせは、CIC Institute内の担当者までご連絡ください。具体的な担当者は名倉、加々美、水戸部で、メールアドレスは
[email protected]です。
東京のイノベーションの中心である「TIB CATAPULT」は、今後のスタートアップや大都市の課題に対してどういった効果をもたらすのか、多くの注目が集まります。