持続可能な食の未来
2022-03-18 10:00:30
持続可能な食糧生産を目指す新しい投資ファンドの発足
AgFunder SIJ Impact Fundの発足とその意義
2022年、株式会社SDGインパクトジャパン(SIJ)とアグファンダーが共同で、持続的な食糧生産を支えるためのアグリ・フードテック分野に特化したインパクトファンド「AgFunder SIJ Impact Fund」の設立を発表しました。このファンドの目的は、農業や食品業界における持続可能な技術やスタートアップへの投資を通じて、サステナビリティを求める動きを加速させることにあります。
資金調達と投資の展望
このファンドの初回クローズに際し、明治ホールディングスとアサヒグループから総額10億円の出資を受けています。最終的には、30億から50億円規模を見込んでおり、農業分野の革命に寄与することを目指しています。農業や食品の持続可能性は、SDGsの達成に向けての重要な要素であり、本ファンドは特に日本の成長性のあるスタートアップに投資する方針です。
AgFunderとその役割
AgFunderは、世界的に注目される農業食品テクノロジーのスタートアップへの投資に特化した企業で、2013年に設立されました。現在、シンガポールに拠点を置くAgFunder Asiaは、アジア地域での市場進出を図る企業に対するサポートも行っています。AgFunderは、自らのプラットフォームを通じて得た知見や情報をもとに、投資先の企業を選定し、成長を促進する役割を果たしています。
日本市場の特性と可能性
SIJの共同代表取締役、小木曽麻里氏は、「アグリ・フードテックへの投資は急速に拡大しており、日本やアジアにも多くの優れた企業が登場している」と述べています。このような中で、自社の技術やサービスを武器に市場に登場するグローバルなスタートアップ企業との連携を強化し、日本の企業が国際的に競争できる環境を整備することが本ファンドの狙いです。
具体的な取り組み
AgFunder SIJ Impact Fundは、CO2排出量の削減、フードロスの防止、土壌や作物のモニタリングの向上など、持続可能な食糧システムを構築するスタートアップを支援します。これにより、未来の食糧生産がもたらす環境への影響を最小限に抑え、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。
5月11日に開催されるイベント
ファンドの設立に合わせて、2022年5月11日には、SIJが主催するイベントが開催されます。このイベントでは、アグリ・フードテック市場の現状やAgFunderの特徴、日本における今後の展望などが紹介され、参加者同士の交流の場も提供されます。リアルとオンライン両方の形式で開催予定で、多くの参加者との出会いが期待されます。
結論
AgFunder SIJ Impact Fundは、持続可能で革新的な食糧生産を目指す重要なプロジェクトです。将来的に、日本国内外のスタートアップ企業とのコラボレーションを深め、持続可能な食糧生産の実現に向けた新たな価値を創出していくことでしょう。私たち一人ひとりの食や農業に対する考えを変えるきっかけにもなるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社SDGインパクトジャパン
- 住所
- 東京都港区赤坂1-9-13
- 電話番号
-