デジタル取扱説明書
2024-11-25 11:48:53

グラッドキューブのデジタル取扱説明書が実現した業務改善とDX化の新時代

イノベーションを創るデジタル取扱説明書の登場



株式会社グラッドキューブが、新たに開発したクラウドベースのデジタル取扱説明書が、ゼネコン大手企業の清水建設に導入されました。この取り組みは、業務フローの効率化だけでなく、デジタル化による現場の「デジタルトランスフォーメーション」(DX化)を促進することを目的としています。

開発の背景



新しいデジタル取扱説明書の開発は、清水建設が抱えていた業務上の課題からスタートしました。同社では、工事途中の経過データや画像を現場スタッフが管理する必要があり、これが業務の非効率を招いていました。また、従来の取扱説明書のデータ更新は、各タブレット端末に個別にインポートする必要があり、時間と労力がかかっていました。

グラッドキューブはこの課題を解決するため、データのクラウド化と同社の得意とするデジタル・VR技術を駆使して、複数人が遠隔からでも取扱説明書を編集できるシステムを開発しました。これによって、業務フローが大きく改善され、効率的な業務遂行が実現しました。

デジタル取扱説明書の機能



このデジタル取扱説明書は、360度見渡せる疑似的なVR空間を持っており、ユーザーはタブレットなどを用いて施設の維持管理を効率化することができます。さらに、クラウド化により「いつでも」「どこでも」最新の情報にアクセスできる利点もあります。

VR空間内では、建物内部の電気設備や空調装置のアイコンが表示され、そのアイコンを選択することで具体的な取扱説明書や設計書をPDF形式で確認できます。特に、テナントとなる入居者にとっては、従来のパンフレットや紙の図面に比べて、視覚的に建物の情報を把握しやすくなるメリットがあります。

伝統技術の継承と新たな挑戦



この技術は、沖縄県首里城の復元工事や渋沢栄一旧邸宅の移設工事にも利用される予定です。工事途中のデータ画像が保存されることで、伝統的な木造建築技術の伝承や、施設の維持管理にも寄与すると期待されています。グラッドキューブは、清水建設との協力を通じて、デジタル取扱説明書のさらなる機能追加や新たな開発を進めていく方針です。

DXの推進に向けて



グラッドキューブは、DXの推進に向けて、生成AI技術の導入も検討しています。これにより、デジタル化に課題を持つ企業のDX化をサポートすることを目指しています。市場からのニーズが高まる中、経営資源をデジタル化の領域にシフトし、収益拡大を図るのが同社の目標です。

清水建設とグラッドキューブの事業



清水建設は、1804年に設立され、長い歴史を持つ建設企業です。顧客の期待に応えるため常に新たな技術を追求しています。一方、グラッドキューブは技術の強みを生かし、マーケティングや広告運用など多岐にわたる事業を展開しています。

この画期的な取扱説明書の活用は、建設業界だけでなく、様々な分野でのデジタル化を加速する可能性があります。今後の展開に大いに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社グラッドキューブ
住所
大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
電話番号
06-6105-0315

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