公務員の新しい採用方法、亀岡市の「かめおか方式」

亀岡市の新たな採用アプローチ

京都府亀岡市では、令和8年度に向けた職員採用試験の申込受付が令和7年7月1日から開始されます。市長の桂川孝裕氏が推進する「かめおか方式」は、応募者の人物を重視し、多様化する市民ニーズに適切に応じる人材を積極的に採用するための新しい手法です。この方式では、受験者の経験や潜在能力を最優先に評価し、公務員試験に特化しないアプローチが取られています。

「かめおか方式」の特徴

この採用方式は、以下の特徴を持っています。
1. 人物を最優先
受験者に対して先に集団面接を行い、インタビューを通じてポテンシャルや過去の経験を評価します。
2. 受験のハードルを下げる
一次試験は集団面接で行われ、二次試験は教養試験または民間企業でよく使われる「SPI3」の選択制となっているため、受験しやすくなっています。
3. 専門性の評価
公務員としての実務経験や資格を持つ方に対しては、筆記試験が免除されることもあります。

ワークライフバランスと子育て支援

亀岡市は職員の働きやすさにも配慮しています。京都駅からのアクセスが良く、豊かな自然に囲まれた環境は、子育て家庭にも優しいです。
また、男性の育児休業の取得を促進し、男女共に育児参加ができる文化を根付かせています。他にも、時間単位での有給休暇の取得や、子の看護休暇など、子育てと仕事の両立をサポートする制度が充実しています。