京都・美山町で「カヤ・キャン美山」を開催
2024年11月23日から12月1日まで、京都府南丹市の美山町で、地域の伝統行事である「茅刈」を中心とした体験プログラム「カヤ・キャン美山」が実施されます。このイベントは、食のセレクトショップ「里のごほうび みやま堂」と地域の有志が協力し、地域文化を深く体験するための場を提供することを目的としています。
「カヤ・キャン美山」の魅力
「カヤ・キャン美山」という名称には、様々な意味が込められています。特に●茅(カヤ)×キャンプ(人が集まる場所)●茅(カヤ)×キャンパス(学びの場)●茅(カヤ)×キャンペーン(美山のまちづくりや景観保全への啓蒙活動)というように、茅を通じた地域の活性化を図っています。このイベントは、普段は給排水の関係で体験できない地域の暮らしや手仕事を、実際に村民の皆さんと交流しながら楽しめる貴重な機会です。
茅刈体験の重要性
美山町はかやぶき屋根の家々が立ち並ぶ美しい集落であり、その景観保全において茅刈が果たす役割は非常に重要です。しかし、少子高齢化やライフスタイルの変化により、茅場の管理や参加者が減少。そのため、地域の若者たちが集まり、楽しく茅刈に参加できるプログラムを提案することとなりました。これにより、茅葺屋根の維持が難しくなっている現状を打破し、地域外からも参加者を募集することで、関係人口の創出を目指しています。
誰でも楽しめる体験プログラム
「カヤ・キャン美山」では、様々な体験型のワークショップが企画されています。各プログラムには、美山特産の食材を使用した特製カレーランチや、オリジナル茅刈鎌のプレゼントが含まれています。具体的には、以下のプログラムが予定されています:
1.
かやぶきの里WORK:美山かやぶきの里で、茅刈と昼食を楽しめます。
2.
アーティスティックWORK:かやぶき体験と音楽を融合させたユニークなプラン。
3.
タイムチャレンジWORK:茅刈のタイムアタック形式で、刈った量に応じて豪華賞品を用意。
4.
しめ縄づくりWORK:伝統のしめ縄作りを体験し、作品を持ち帰ることができます。
各プログラムは日によって内容が異なるので、参加者は自分の興味に合ったセッションを選ぶことができます。
大自然に囲まれた充実の時間
美山の大自然に囲まれた環境で、風に吹かれて茅を刈る体験は、普段の忙しい生活から解放される貴重な時間です。美しい山や川の景色とともに、地元の人との触れ合いを通じて、心温まる経験ができるでしょう。
イベントの詳細や申し込みは、公式サイトやInstagramで確認できます。定員には限りがあるため、早めの予約をおすすめします。
未来への展望
「カヤ・キャン美山実行委員会」では、今後も地域の個人や団体との協力を進めていく方針です。とりわけ、茅を使った新しい利用法や付加価値の向上に注力し、地域資源をより多くの人に知ってもらう活動を続けていく予定です。地域の魅力を再発見し、一緒に楽しみましょう。