医療界のDX推進
2025-06-17 14:56:27

freeeと済生会熊本病院が業務提携し医療界のDXを推進します

freeeと済生会熊本病院、業務提携で医療業界の課題解決に向けた取り組みを開始



医療現場におけるバックオフィス業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるため、freeeと済生会熊本病院は業務提携を結びました。この提携により、両社は医療機関に向けた新しいバックオフィスツールの開発を目指します。特に、事務部門と連携し、freeeが提供する統合型クラウドERPの開発において、医療に特化したフィードバックを受けながら進めていく予定です。

設立背景と必要性



済生会熊本病院は、熊本県や九州において医療ICTの導入や地域医療連携の推進、さらには働き方改革の取り組みを行い、その実績が全国的に高く評価されているモデル病院です。しかし、医療業界は現在、生産人口の減少や働き方改革による人手不足、物価上昇という厳しい経営環境に直面しています。これにより、病院のバックオフィス業務に従事する職員の確保もますます難しくなっており、速やかな対策が求められています。

freeeは2024年から医療福祉業界専任のチームを編成し、このような課題に向けた調査を行い、新しいプランやプロダクト機能の開発に取り組む方針です。この取り組みの一環として、済生会熊本病院との業務提携を実施し、経理や人事といったバックオフィスの効率化を図ることにより、患者と向き合う時間を増やし、医療従事者の満足度を向上させる場を作り出します。

院長のコメント



済生会熊本病院の院長、中尾浩一氏は、「医療の本質は患者一人ひとりとの向き合いにあります。しかし、社会の変化は医療現場にも影響を与えており、これまで通りの運営では質を下げる危険性があります。本提携は、技術によって医療基盤を強化し、スタッフが持つ専門性を最大限に発揮できる環境を作る重要なステップです」と語ります。この提携を通じ、全国の医療機関が抱える課題の解決を目指す新たなモデルを提供することへの期待感が表れています。

事務長の見解



また、済生会熊本病院の事務長、田﨑年晃氏は、「この提携は、病院事務部門にとって大きな希望となります。現場の意見を反映したツールの開発を通じ、職員の働きがいを向上させ、業務の見直しや改善にもつながるでしょう。定型的業務の効率化だけでなく、変化するニーズに対応するための推進力を生み出すことができると信じています」と述べています。

今後の展望



今後、両社はAIを搭載した医療機関向けプロダクトの開発も予定しており、医療業界全体のデジタル化と業務効率化を図りながら、患者に向き合うための時間をより増やしていくことを目指しています。様々なアクセスの中でも、医療の質を保ちながら進化していく必要があるこの時代において、freeeと済生会熊本病院の提携は、医療の未来にとって大きな意義を持つことでしょう。

企業情報



  • - 済生会熊本病院
法人名:社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院
院長:中尾浩一
設立:1935年
所在地:熊本県熊本市南区近見5丁目3番1号
公式サイト

  • - フリー株式会社
法人名:フリー株式会社
CEO:佐々木大輔
設立:2012年
所在地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー21F
公式サイト

医療業界のバックオフィスのDXを推進するこの新たな取り組みが、どのような成果を生むのか、今後が楽しみです。


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会社情報

会社名
フリー株式会社
住所
東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階
電話番号

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