AIで審査業務効率化
2025-04-16 14:51:15

株式会社ジェイアール東日本企画、AIでOOH審査業務を効率化を実現

AIによる審査業務の革新



株式会社ジェイアール東日本企画(以下、JR東日本企画)は、広告メディアを巡る多様化したニーズに応えるため、AIを活用した新たな審査アプリ「OOH AI Checker」の業務実装を始めました。このプロジェクトは、同社の子会社、株式会社jeki Data-Driven Labとの連携により進められており、2023年2月からJR東日本が管理・販売する広告媒体の審査業務へと展開されています。

開発の背後にあるニーズの高まり



JR東日本企画は、数百件に及ぶOOH(屋外広告)メディアの審査業務を日々行っています。この業務は、広告審査ガイドラインに則る必要があり、また内部規定に従った個別対応が求められるため、非常に複雑です。これまで、熟練した担当者の経験値やチーム作業によって対応してきましたが、顧客ニーズの多様化やメディア環境の拡大に伴い、審査件数は増加し続けています。この状況を踏まえ、企業はAIの導入を決断し、業務の効率化を図ることになりました。

3つの開発方針



アプリケーション「OOH AI Checker」には、以下の3つの開発方針が設定されています:

1. 審査部(ヒト)が最終判断:このシステムは審査過程を置き換えるものではなく、人の判断を助けるサポートツールとして位置づけられています。

2. 2つのフローに対応:業務では異なる対応内容が必要な2つのフローが存在するため、それぞれに特化したアプリを開発することが求められました。

3. 高頻度かつ時間のかかる事案にフォーカス:短時間で処理できる案件については従来通りの手法を用い、特に時間を要する案件の処理においてAIがサポートできるか検証が行われています。

先駆者としての取り組み



今後もJR東日本企画は、OOHメディア業界のリーディングカンパニーとして、高度なテクノロジーと人の力を融合し、AIの活用を積極的に進めていく方針です。この新たな取り組みにより、OOH市場の活性化を促進し、より多くの人々に貢献することを目指しています。なお、OOH AI Checkerは商標登録出願中です。

このように、AI技術の導入は今後のOOH審査業務を大きく変える力を秘めています。業務の効率化だけでなく、高い品質を維持しながら、将来的な広告展開の可能性を広げるきっかけにもなるでしょう。技術進歩がどのように広告業界に影響を及ぼすのか、その動向が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社ジェイアール東日本企画
住所
東京都渋谷区恵比寿南1-5-5
電話番号
03-5447-7800

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