毎年恒例の「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」が、第42回を迎えました。このコンクールは1975年に始まり、40年以上にわたり日本全国の小学生を対象に、貯金箱制作を通じて創造力を育むことを目的としています。子どもたちの独創的なアイデアが光るこの大会は、毎年多くの参加者を集めており、全国の小学校からたくさんの作品が寄せられています。
今年も多くの応募作品が集まり、厳正な審査を経て入賞作品が決定しました。これらの優秀な作品は、2023年12月29日から全国各地で開催される展示会で展示される予定です。展示が行われる場所は、東京、埼玉、富山、愛知、広島、福岡、京都の7カ所です。展示会は、入賞作品を見学する良い機会ですので、多くの方に足を運んでいただければ嬉しいです。
展示会の日程は次の通りです。
- - 東京:12月29日〜30日(KITTE丸の内)
- - 埼玉:1月5日〜7日(イオンレイクタウンkaze)
- - 富山:1月12日〜14日(イオンモール高岡)
- - 愛知:1月19日〜21日(mozoワンダーシティ)
- - 広島:1月26日〜28日(イオンモール広島府中)
- - 福岡:2月16日〜18日(イオンモール福岡)
- - 京都:2月23日〜25日(イオンモール京都桂川)
このコンクールの魅力は、作品制作を通じて子どもたちに金融教育を行うと同時に、社会貢献活動にもつながる点です。今年も参加作品1点につき10円を、ユニセフや国際協力機構などに寄付することが決まっています。これにより、貧困や病気に苦しむ開発途上国の子どもたちをサポートする役割を果たしています。
子どもたちは夏休みの課題や造形教育の一環として、このコンクールに挑戦します。作品のテーマは自由で、各学校での造形教育や金融教育にも寄与しており、さらには寄付の大切さを学ぶ機会にもなっています。審査はクリエイティビティを重視し、多彩なアイデアが評価されます。
審査員には、文部科学省や美術館の館長、教育大学教授などが名を連ねており、その評価も高いです。今年の賞は、文部科学大臣賞、ゆうちょ銀行賞、ゆうびんきょく賞、審査員特別賞など、合計21名に渡る上位賞が用意されています。また、219名の入賞者にも素晴らしいデザインやアイデアが認められます。
「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」は、ただ単に貯金箱を制作するだけではなく、子どもたちに多くの学びを提供しています。この貴重な機会を通じて、多くの創造力あふれる作品に出会えることを楽しみにしています。そして、展示会にはぜひご覧いただき、子どもたちのアイデアの素晴らしさを体感していただければと思います。