クラスメソッドとVercelが新たなパートナーシップを締結
クラスメソッド株式会社が、Vercel Inc.とのパートナーシップを結び、Vercelが展開するサービスの再販やコンサルティングを提供することとなりました。この提携は、特にフロントエンドの開発と運用面に焦点を当てたものです。
Vercelについて知る
Vercelは、オープンソースのウェブアプリケーションフレームワーク「Next.js」を開発した企業です。彼らは「Customer-first, experience-first, AI-first」という理念を掲げ、ユーザー体験を最優先にしたアプローチを推進しています。Vercelの製品は、スピーディな開発とデプロイが求められる現代のビジネスシーンに非常に適しています。そして、世界中の多くの企業、たとえばPayPalやUnder Armourなどが、Vercelの技術を駆使してAIネイティブなプロダクトを構築しています。
クラスメソッドの役割
一方のクラスメソッドは、AWSをはじめとするクラウドサービスとの統合プロジェクトでの豊富な実績を有しています。特に、ヘッドレスコンテンツ管理のContentfulやデジタルアセット管理のCloudinaryなど、幅広いSaaS製品と連携したプロジェクトで成功を収めています。今回の提携により、両社が共同で顧客に対する高品質なサービスを提供することに寄与することが期待されています。
提携のメリット
今回のパートナーシップによって、特にAWSを利用する企業には多くの利点があります。AWS MarketplaceやCPPOに対応したVercelサービスの提供が可能になるほか、特別割引価格での利用や、一括請求を通じた事務処理コストの削減も見込まれます。
AWSを利用しないケースでも、特別割引が適用されることに加え、クラスメソッドが提供する開発・運用支援サービスにより、導入から運用までの一貫したサポートが受けられます。
より高品質なサービス提供を目指して
企業が抱える課題に対して、この提携が解決策となります。たとえば、ビジネス職の方々は、競争の激しい市場環境の中で迅速な変更が必要ですが、従来の公開プロセスでは時間がかかってしまうことがあるため、これをスムーズにすることが可能になります。また、エンジニアやデザイナーにとっても、ビルドやデプロイ作業の効率化が期待され、それに伴ってリリースまでの時間を大幅に短縮できます。
関係者の声
VercelのCEO、Guillermo Rauch氏は「日本は高い要求水準を誇る先進マーケットです。クラスメソッドとのパートナーシップを通じて新しい可能性を切り拓くために挑戦していきます。」と述べています。クラスメソッドの代表取締役である横田聡氏も、「Vercelのプラットフォームは生産性を大幅に向上させるもので、多くのプロジェクトで実績を挙げています。これからも革新的なソリューションを提供していく所存です。」とコメントしています。
クラスメソッドの実績と未来
クラスメソッドは、AWSに関連するサービスの提供においては国内トップクラスの実績を持ち、今日までに約5,000社の企業に対して技術支援を行ってきました。さまざまな技術コミュニティへの貢献もしており、知識の共有に努めています。この新しいパートナーシップを通じて、未来のウェブ開発に新たな革新をもたらすことが期待されます。
クラスメソッドとVercelが手を結ぶことで、日本の企業に最先端の技術とサポートを提供し、デジタル価値の向上へとつなげることができるでしょう。今後の展開に注目です。