オーディオテクニカとecbeingが共に進めるBtoB EC改革
主にオーディオ機器を製造・販売する株式会社オーディオテクニカが、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、法人向けのECサイトを新たに構築しました。このプロジェクトは、株式会社ecbeingが提供する「ecbeingBtoB」プラットフォームを採用して実現されました。これにより、オーディオテクニカの卸売商品の注文がより効率的かつ迅速に行えるようになります。
BtoB ECの導入背景
オーディオテクニカでは、繁忙な営業担当者が顧客からの電話やFAXでの受注処理に追われるという課題がありました。この従来のプロセスでは、注文内容を手動で入力する必要があり、誤字や入力ミスが生じることが多かったため、業務が非効率的でした。このため、顧客対応を行う時間が確保できず、営業活動の質が低下してしまう事態が続いていました。
そのため、オーディオテクニカは、営業現場の負担を軽減し、受注業務の精度とスピードを向上させることを目的に、クローズド型の法人向けECサイト「Audio-Technica Order System(ATOS)」の構築を決定しました。
ATOSの特徴と利便性
ATOSの導入によって実現された主な機能には、次のようなものがあります。まず、見積承認フローがデジタル化され、得意先からの見積依頼に基づいて在庫確認や承認がシステム内で完結するようになりました。これにより、出荷可能な商品だけを確実に受け付けることができるようになりました。
次に、複数回に分けて出荷する「分納」にも対応できるようになり、取引先はリアルタイムで出荷状況を確認できるため、納期の確認や問い合わせの手間を大幅に削減できます。また、AIを活用したデジタルスタッフを導入することで、よくある質問への対応も自動化され、営業時間外でも迅速に答えられます。これにより、営業担当者はより付加価値の高い業務に専念できる環境が整います。
オーディオテクニカの取り組み
株式会社オーディオテクニカは1962年の設立以来、「人間の感性」を重視し、音響技術の革新に取り組んできた日本を代表するオーディオメーカーです。アナログカートリッジやヘッドフォン、マイクロフォンなど、多岐にわたる製品群を展開し、国内外で多くのオーディオファンやプロのエンジニアから支持を得ています。60周年を迎えた2022年には、新しいブランドメッセージを発表し、アナログの魅力を伝える取り組みを続けています。
このように、オーディオテクニカがecbeingとの協業によってデジタルトランスフォーメーションを進める姿勢は、今後のビジネス環境においても重要な一歩となるでしょう。自社の商品の価値を最大限に引き出し、より良い顧客体験を目指すこの取り組みが、業界全体に良い影響を及ぼすことを期待しています。
新たに構築されたこのECサイトが、オーディオテクニカにとってさらなる成長の機会を提供することは間違いありません。今後の展開が楽しみです。