WEBデザインスクールの選び方、失敗から学ぶ重要ポイントとは

近年、WEBデザインの需要が高まる中で、多くの人がスキルを身につけるためにWEBデザインスクールに通っています。しかし、実際には期待した結果が得られなかったという声も少なくありません。組織「株式会社日本デザイン」による調査から、96人の受講者がどのような失敗を経験し、またもう一度スクールを選ぶ際に何を重視するのかが浮き彫りになってきました。ここでは、その内容を詳しく見ていきましょう。

調査概要

本調査は、WEBデザインスクールでの学びに不満を持ち、再度学び直しを検討している96名を対象に実施されました。調査期間は2023年12月12日から2025年6月21日で、「受講生の声」を集める形で行われました。

不満点の把握

最も多かった不満点は「実践的なデザインを学べるカリキュラムではなかった」というもので、69.8%がこの意見に同意しました。この結果から、受講者は理論のみに頼ることなく、実務に直結するカリキュラムの重要性を感じていることがわかります。

次いで多かったのは、「受講生同士の交流がなくモチベーションが続かなかった」という意見で55.2%がこの問題に直面していると述べました。受講生同士のネットワーキングは、モチベーション維持において非常に重要な要素であることが示されています。また、講師やスタッフからのサポート不足やデザイン添削の質に関する不満も、全体の40%以上が経験していることから、質の高いサポート体制の構築が急務であることがわかります。

スクール選びの基準

受講前に重視した要素としては、「受講費の安さ」が39.6%という結果になりました。コスト重視の選択が、結果的に学びの質を低下させる原因ともなりえることが懸念されます。

再度スクールを選ぶ際には、89.6%の受講者が「卒業生作品のクオリティ」を、80.2%が「卒業後のサポートの手厚さ」を選ぶと回答しました。この変化からは、ただ安価なスクールではなく、成果をもたらす可能性が高いスクールを選ぼうとする意識が見受けられます。

卒業後サポートの満足度

卒業後に受けたサポートとして、最も多かったのは「レッスン動画や教材の継続利用」で37.5%に登りました。一方、就職や転職のための具体的な支援は16.7%にとどまっています。このように、多くの受講者が満足できるサポートを得られていない状況にあることがわかります。また、卒業後サポートがあったと答えたうち、約70%が満足度に不満を抱えていました。これは「結果に結びつかなかった」という意見が64.6%を占め、期待外れの内容だったと訴えている人が多いことを示しています。

まとめ

この調査から、WEBデザインスクールの受講者は実践的な学びと卒業後のサポートを最優先事項としていることがわかりました。初めてのスクール選びで「受講費の安さ」だけに焦点を当ててしまうのは危険であり、実績やサポート内容を重視することが求められています。実務に結びつくカリキュラムと卒業後も続く支援体制が、受講者の満足度向上に寄与することを示す調査結果です。これからスクールを選ぶ際には、これらのポイントを肝に銘じて判断することが重要です。

■株式会社日本デザインの紹介
「生き方・働き方を幸せにし、より良い日本をデザインする」をビジョンに、2013年に創業された株式会社日本デザイン。未経験者でも65日から90日でITスキルを学べるオンラインプログラムを提供し、副業やフリーランスの道を開くスクールとして注目されています。