エナジープールジャパン株式会社は、2024年10月30日(水)に「全2回 ゼロから学ぶ容量市場・需給調整市場」というタイトルのセミナーを開催します。このセミナーでは、講師にエナジープールジャパンの代表取締役社長兼CEO、市村健氏を迎え、電力システム改革の進展や市場の中核を成す容量市場および需給調整市場について詳しく解説します。
セミナーは2回に分かれており、初回は「ゼロから学ぶ電気事業と容量市場」というテーマで行われます。この講義では、電力システム改革自体の概念から始まり、容量市場の必要性や国内外の状況、そして日本における容量市場のスキームまで、広範な内容が扱われます。
第1回の主な内容としては、まず容量市場の必要性が問われ、「なぜ容量市場が必要なのか」といった基本的な問題に触れます。また、他市場との関係性、つまり、調整力公募や卸電力取引市場、需給調整市場との相互作用についても詳しく考察が予定されています。これは、現在の日本のエネルギー政策がどのように形成されているのかを理解するために非常に有意義な視点です。
次に、海外における容量市場の取り組みや課題を解説し、最後には日本の容量市場の基本的な仕組みと価格決定のメカニズムについても触れます。特に、2027年度のオークション結果を踏まえたこれまでの評価は、多くの参加者にとって新たな気付きを与えることでしょう。最後に、KW価値に関するまとめと、質疑応答の時間も設けられていますので、参加者は不明点を直接講師に質問することが可能です。
第2回は「ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場」という題で、需給調整市場の必要性や今後の方向性についても言及されます。この回も、電力システム改革の復習から始まり、需給調整市場における商品や取引の実態に迫ります。具体的には、三次調整力や二次調整力、一次調整力のしくみなど、技術的な観点からも分かりやすく解説される予定です。
なお、両回はそれぞれ独立した講義となっており、参加者は興味に応じて片方だけの受講も可能です。両方参加することで、より深い理解が得られるでしょう。セミナーは全てライブ配信(Zoomウェビナー)にて行われ、アーカイブ配信も2週間利用可能です。これにより、参加者はご都合に合わせて講義を視聴することができます。
このように、エネルギー市場や電力システムに関心のある方々にとって、基礎から学べる絶好の機会となります。参加を希望される方は、新社会システム総合研究所の公式ウェブサイトで詳細をご確認し、お申し込みください。セミナーを通じて、電力市場の仕組みをしっかりと理解し、今後の業界動向に備えた知識を得るチャンスです。