渋谷にクライメートクロック
2021-12-07 11:06:47
日本初のクライメートクロックが渋谷に設置されるプロジェクト始動
渋谷に設置される日本初のクライメートクロック
日本初のクライメートクロックが渋谷に設置されることになり、若者たちの新たな取り組みが始まりました。このプロジェクトは、Gréta Thunbergが2019年に始めた「Fridays For Future」運動に参加していた18歳から20歳までの若者4人が中心となり構想されています。彼らは気候変動を広く討論し、市民のアクションを促進するため、このプロジェクトを実施することになったのです。
クライメートクロックとは?
クライメートクロックは、気候変動に関する重要なメッセージを市民に届けるために作られたカウントダウン時計です。特に1.5度の気温上昇を防ぐために、残された時間を視覚的に示すことが目的です。世界中で、2020年にニューヨークに最初のクロックが設置され、その後、グラスゴーやソウルなどでも設置されてきました。この時計は、私たちがどの時点で何をすべきかを明示することで、気候変動に対する意識を高める手助けをします。
深刻化する気候変動の影響
気候変動は、近年ますます深刻化しており、私たちの日常生活にも多大な影響を与えています。2021年に記録されたカナダの高温や、日本国内での豪雨による壊滅的な土砂災害はその一例です。国連の気候変動に関する報告によれば、産業革命から1.5度の気温上昇に達する可能性があるとされています。このまま進行すれば、海洋生態系や食料供給にも深刻な影響が出るとの警告があります。
私たちには、気温上昇を抑えるためのアクションが求められています。残された炭素予算は、約7.5年で使い果たされるとされています。これに対し、日本国内での脱炭素の取り組みはあるものの、緊急性が十分に認識されていないと指摘されています。そこで、気候危機への意識を広めるプロジェクトとして、渋谷にクライメートクロックを設置することが決まりました。
クライメートクロックを通じたアクションの促進
今回のプロジェクトでは、肉体的なカウントダウンを通じて、市民の気候変動への認識を高めていくことを目指しています。渋谷の文化施設や商店街などに小型のクライメートクロックを設置し、多くの人々の目に触れるようにします。これにより、訪れた市民が自然と気候変動に気づく機会を増やし、アクションを取るきっかけとなることを期待しています。
また、Climate Clock上にはQRコードを設置し、スキャンすることで気候変動に関する情報を得ることができる仕組みも考案中です。この仕組みを通じて、市民が気軽に政府や企業にアクションを求めることができるようにし、認知から行動へとつなげていく狙いがあります。
資金調達のためのクラウドファンディング
プロジェクト実施のための資金調達は、クラウドファンディングを利用して行います。目標金額は1000万円で、資金はクライメートクロックの開発費や、プロジェクト運営費に充てられます。期間は2021年12月7日から2022年1月27日までの52日間を予定しています。この取り組みは、多くの著名なアクティビストやクリエイターからも支援を受けており、注目されるプロジェクトとなっています。
未来へ向けた希望
このプロジェクトは、渋谷から始まりますが、気候変動に関するアクションを社会全体が疑似的に感じることで、「行動することが自然である」という新たな文化を築いていければと考えています。私たちの手に委ねられたタイムリミットを延ばすため、今こそ市民一人ひとりがアクションを起こす時です。未来を守るために、共に力を合わせましょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社SEAMES
- 住所
- 東京都新宿区新宿5-1-1404号
- 電話番号
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