オカムラがメタバースの未来を切り開く
株式会社オカムラが運営するメタバース用の公式3Dデータ販売サイト「RoomieTale(ルーミーテイル)」が、他の企業と協力して新たな取り組みを発表しました。2024年1月31日より、カリモク家具株式会社、川島織物セルコン株式会社、エレコム株式会社との共創を通じて、様々な製品の3Dデータが提供されます。これによって、メタバースに必要な高品質なデータが一堂に揃うこととなります。
企業公式3Dデータのラインアップ
1月31日から販売されるのは、以下の10アイテムです:
- - カリモク家具のソファ「Kチェア」
- - 川島織物セルコンのカーテン&マルチクロス「ダイスキスイカ」
- - 同じく川島織物のブランケット&クッション「エデンデダンス」
- - エレコムのゲーミングマウス「VM600PE」
- - ゲーミングキーボード「VK720A(US配列)」と「VK600A」
- - ゲーミングヘッドセット「VH300BK」
- - オカムラのオフィスシーティング「Finora(フィノラ)」と「Sylphy(シルフィー)」
- - オフィスデスク「REGAS(リーガス)」
これらの製品は、他社製品との共創により、メタバース環境での利用を目的とした3Dデータとして展開されます。
コミュニケーションの場としての「RoomieTale」
「RoomieTale」は単なる販売サイトではなく、出品企業同士やユーザー間のコミュニケーションを生むことを目的としています。このような交流を通じて、さらなる共創の機会が期待されます。
VRChatフォトワールド「RoomieTale Studio」の登場
さらに、「RoomieTale」に関連して、VRChat内に「RoomieTale Studio」が公開されました。このフォトワールドでは、ユーザーは自身のアバターのポートレート写真を撮影でき、発売されたアイテムを背景に利用することができます。撮影した写真を「#MyRoomieTale」のハッシュタグと共にSNSに投稿すると、チェアなどの豪華賞品が当たるキャンペーンも実施されるため、ユーザーの参加が期待されています。
メタバースの可能性
メタバースは、インターネット上で作られた3次元の仮想空間であり、ユーザーはアバターを使って交流します。この広がりがもたらすのは、新たなビジネスチャンスだけではなく、多様な人々が集い、平等にコミュニケーションを楽しむ場でもあります。しかし、高品質な3Dデータの不足が現実であり、「RoomieTale」ではそうしたニーズに応えるため、質の高いデータを提供することで、バーチャルライフをより楽しくする機会を創出しています。
3Dデータはメタバースだけでなく、ゲームやアニメの背景設定にも活用されるため、幅広い需要が見込まれます。オカムラの取り組みは、今後のメタバースの発展に大きく寄与することでしょう。