家族で楽しむ金融教育イベントが名古屋で盛況に開催

2025年9月23日、名古屋にて三菱UFJ銀行との共同開催による「親子で学ぼう！めざせ★お金マスター～未来を守る力を身につけよう～」が行われました。このイベントは、400Fが提供する家計診断サービス『オカネコ』や、金融教育サービス『OKANE-KOllege』などの支援を受けて実施されました。

イベントは、親子で楽しみながら金融知識を学ぶための多彩なプログラムで構成されています。カードゲームによる人生疑似体験や、クイズ形式の知識習得、さらには投資ゲームを通じて資産運用を体感するという内容が含まれています。参加者は、結婚や出産、住宅購入といった大きなライフイベントに合わせた資金計画を学び、詐欺被害防止の方法なども体験しました。

当日は多くの親子が参加し、イベントの趣旨を説明した三菱UFJ銀行名古屋営業部長の野口氏は、日本の金融リテラシーの現状と、今こそお金を学ぶ必要があることを強調しました。「お金についての話題は普段話しづらいが、このイベントを契機に家族間で楽しく話せる場になってほしい」と呼びかけると、会場には温かい雰囲気が漂いました。

お金と人生のつながりを体験

イベントの中で特に人気を博したのは、仮想人生カードゲームです。このゲームでは、仕事や結婚、子育て、住まいなどの様々なライフイベントを疑似体験し、最終目的が「より多くのお金を持つこと」ではなく、「自分がやりたいことをはっきりさせること」であることを学習しました。この体験を通じて、参加者はお金と時間の使い方の重要性を実感しました。

楽しみながら金融知識を習得

また、ライフイベントクイズや株式投資体験、そしてお金のトラブルを扱ったクイズコーナーも設けられました。ライフイベントクイズでは、将来の仕事選びやキャッシュレスについて学び、株式投資体験ではその仕組みをシミュレーションで理解しました。お金のトラブル体験クイズでは、実際のトラブル例を考察し、事前にどう対処すべきかを模索する機会となりました。

参加者の心に響く声

イベントの最後には、参加者からの感想が寄せられ、多くの子どもたちと保護者が貴重な学びの機会を得たことを伝えました。お子様からは「人生の時間は限られているから、お金を大切に使いたい」、「投資が楽しいと思った」との声が聞かれ、一方保護者からは「お金の使い方や貯め方を立体的に学ぶことができた」との感想がありました。皆がこの経験を通じてより良い未来のための意識を高めている様子が伺えました。

今後の展望と取り組み

今回のイベントを受けて、当連合会は引き続き子どもたちの金融リテラシー向上に努めていくことを宣言しました。今後も、産学官の連携のもとで継続的に金融教育の普及を目指すことに力を入れていくそうです。子どもたちが将来の経済的自立を果たすための基盤づくりとして、今後も様々な取り組みを実施していくでしょう。金融教育の重要性がますます高まる中で、親子で一緒に学べる機会が一層増えることが期待されます。