大和ハウスグループ、ドライバー専用の人材採用支援会社に出資を決定

大和ハウスグループとGOジョブ社の出資合意

2025年6月27日、大和ハウスグループのベンチャーキャピタル部門である大和ハウスベンチャーズ株式会社が、GO株式会社が設立するGOジョブ株式会社に出資契約を結びました。GOジョブ社は、ドライバーに焦点を当てた人材採用プラットフォームを運営する企業です。この新会社は、GOが2021年に開始したドライバーの人材紹介事業を引き継ぎ、これからのドライバー採用市場に新しい可能性を提供していくことになります。

GOのミッションとこれまでの取り組み

GOは「移動で人を幸せに。」というミッションのもと、高度な交通サービスを目指して様々な事業を展開しています。その中で、タクシー配車アプリ「GO」は日本国内で最も多くダウンロードされており、交通利便性の向上に寄与しています。また、次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」や、再生可能エネルギーによるEV急速充電サービス「GO Charge」といった革新的なサービスも提供し、交通事故の削減や環境負荷の低減に貢献しています。

ドライバー人材不足への挑戦

新設されるGOジョブ社は、現在深刻なドライバー人材不足に対処するために設立されます。特に、タクシー業界だけでなく物流やバス業界におけるドライバーの確保が急務となっている中、GOジョブ社は、ドライバーの求職活動を支援するプラットフォーム「GOジョブ」を運営することで、採用市場の健全化と活性化を図ります。人材紹介サービスも充実させ、ドライバーの雇用機会を増やすことを目指しています。

大和ハウスグループの支援と今後の展望

大和ハウスグループは、GOジョブ社の設立と運営を通じて、トラックドライバーやバスドライバーなどの人材不足を解消し、地域交通の充実に寄与することを目指しています。「将来の夢」ファンドとして知られる投資事業の一環として、重要な社会課題に取り組んでいく計画です。

また、このファンドは2055年に向けた大和ハウスの100周年に関連したビジョンに基づいており、「生きる喜びを、未来の景色に。」といったパーパスを実現するための重要なステップとなります。ファンド総額は300億円にのぼり、社会にインパクトを与えるプロジェクトへの投資を通じて、持続可能な地域社会の実現をはかる意向です。