競泳新時代の幕開け!「スイムタッチ」とは?
最近、株式会社ハーテックがアイディアフォレストと共同開発したトレーニング用競泳タイム計測機器「スイムタッチ」が話題です。この革新的な計測器は、競泳のトレーニング方法における大きな革命をもたらすものとして注目されています。
競泳計測の現状と従来の方法
競泳選手の練習では、ストップウォッチを用いた手動での計測が主流です。しかし、この方法は個人差や誤差が生じることがあり、正確なタイムを測定するには限界があります。また、公式な記録計測機器は高価で、プールへの導入には専門知識や工事が必要となるため、使用されないケースが多く見られます。多くの水泳プールでは、依然として手動計測が主流で、その遅れが懸念されていました。
「スイムタッチ」の登場
「スイムタッチ」はそうした現状を打破するために開発されました。この機器は、既存のプールに特別な工事を必要とせず、簡単に設置できるという特長があります。実際に水中での計測に電気を使用しないため、安全で直感的な設計がされており、複雑な配線も必要ありません。計測されたタイムは、無線通信を通じて専用のタブレットに表示されます。これにより、プールサイドには電気配線がまったく存在しない状態が保たれます。
スイムタッチの精度
最大8レーンを同時に計測することができ、従来の計測方法に比べて大幅な高精度を実現しています。波の影響をキャンセルする新しい技術を駆使し、なんと100分の2秒前後の精度でタイムを測定することが可能です。
開発の背景と実績
スイムタッチの開発にあたっては、サンケイSTスイミングスクール(天王寺)の協力を得て、実際の競泳選手たちによるテストを行いながら約3年をかけて進めてきました。この間、現場のニーズを反映させた改良が加えられてきた結果、完成度の高い製品に仕上がっています。
公式イベントでの展示
「スイムタッチ」は、12月に開催されるSPORTEC2023FUKUOKAに出展される予定です。この機会に多くの方々に実際の計測機器を体験していただければと思います。
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会社の理念と製品開発
「スイムタッチ」を開発した株式会社ハーテックは、「ハートフルテクノロジーの精神」をモットーにしており、ハードウェアとソフトウェアの両方を手掛けることで、世の中に役立つ製品を生み出しています。共同開発を行ったアイディアフォレストは、生活を便利にする商品の開発もおこなっています。今回の「スイムタッチ」の開発では、公益財団法人兵庫県科学技術振興財団からの助成も受けています。
未来への期待
スイムタッチは、特許申請中の画期的な計測方式を採用しています。競泳界における計測手法を刷新する可能性を秘めているこの製品が、これからどのように活用されていくのか非常に楽しみです。詳細については、
公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ
株式会社ハーテック
担当:山田
電話番号:072-770-6111