ゴールデングースCEOがハーバードで示したラグジュアリーファッションのビジョン
2025年1月30日、ボストンのハーバード・ビジネス・スクールで行われた特別講義に、Golden Goose(ゴールデングース)のCEO、シルヴィオ・カンパラ氏が出席しました。このイベントでは、フランク・セスペデス氏とのディスカッションが行われ、MBA学生たちとのQ&Aセッションを通じて、ラグジュアリーファッションの未来についての洞察が共有されました。
100名以上の学生を前に、カンパラ氏は、Golden Gooseが顧客との深い関係性を築くことに注力している点を強調しました。彼によると、高級ブランドがトレンドに囚われやすい中、同社は「Co-Creation(共同創作)」を通じて顧客が自らの創造性を発揮し、製品をパーソナライズできる機会を提供しているのです。このアプローチは、単なる商品の販売に留まらず、顧客との真の結びつきを生む狙いがあります。
「多くのラグジュアリーブランドが人気商品を作り出そうとする中で、ゴールデングースは愛情のブランドでありたいと考えています。顧客が求めているのは、単に見た目の良さだけでなく、心地よさや帰属感です。したがって、ラグジュアリー業界は製品から体験へ進化しなければなりません。それが、ブランドとコミュニティとの意味のあるつながりを育む唯一の手段です」とカンパラ氏は語りました。
カンパラ氏はGolden Gooseのエグゼクティブボードメンバーでもあり、サステナビリティとDEI(多様性、公平性、包括性)の観点から、ブランド戦略に深く関与しています。2013年にチーフコマーシャルオフィサーとして入社以降、彼は創業時の価値観を保ちながら、グローバルなブランドとしてのプレゼンスを向上させるための貢献をしてきました。
セスペデス氏は戦略的な実行のエキスパートとして知られ、ハーバードで教鞭を取る著名なビジネスリーダーです。彼は、次世代のリーダーを育てるための重要な役割を果たしています。ハーバード・ビジネス・スクールは、こうした優れた講演者を招くことで、学生に実践的なビジネスとリーダーシップ戦略を学ぶ場を提供しています。
過去には、Kithの創設者であるロニー・ファイグ氏や、韓国出身のDJ・プロデューサーのペギー・グー氏、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏など、国内外の著名なゲストが講演を行っています。
今回のカンパラ氏とのディスカッションは、選ばれた学生たちに貴重な知識を与える機会となりました。Golden Gooseはその理念として「完璧な不完全さ」を掲げ、多様性のある顧客層から支持を得ており、今後もさらなる進化を遂げることでしょう。
Golden Gooseは2000年にイタリアのヴェネツィアで創立され、スニーカーやアパレル、バッグなどを提供する新世代のラグジュアリーブランドです。その製品は特に「Made in Italy」の品質とデザインに定評があり、150万人以上のファンを持つコミュニティも構築しています。日本国内では多くの店舗が展開されており、オンラインでもその魅力を発信しています。
参考情報
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