戦後を生きる夫婦の愛と苦悩を描く「無賴の女房」が福岡・大牟田へ!
東京・本多劇場で好評を博した劇団ゴツプロ!の第九回公演『無頼の女房』が、2024年7月6日(土)に福岡県大牟田市の大牟田文化会館にて上演されます。
今回の公演は、ゴツプロ!メンバーである佐藤正和の出身地である大牟田での開催となります。佐藤正和は、過去に自身のプロデュース公演『青春の会』で「父と暮せば」を上演した経験があり、劇団ゴツプロ!としては初めての地元での公演となります。
『無頼の女房』は、戦後間もない昭和23年の東京近郊を舞台に、流行作家・塚口圭吾とその妻・やす代の夫婦の物語を描いた作品です。圭吾は、最後の無頼派作家として重圧にさいなまれ、酒と薬物に頼る日々を送っています。やす代はそんな圭吾を支えながらも、自身の変化に戸惑い、夫婦の時間が変化していく様子が描かれます。
作家の坂口安吾とその妻・三千代をモデルにした作品であり、戦後という混沌とした時代の中で、懸命に生きながらもどこか滑稽で愛おしい登場人物たちの姿を通して、それぞれの愛の形が描かれます。
ゴツプロ!とは?
ゴツプロ!は、2015年12月に小劇場界で活躍する男性俳優たちによって結成された劇団です。2018年の第三回公演より本多劇場に進出、東京・大阪公演のほか台北公演で海外進出を果たすなど、精力的に活動しています。
2021年の第六回公演『向こうの果て』では、劇団初となる女性キャストに小泉今日子を迎え、舞台×ドラマ×小説連動プロジェクトとして、WOWOWでドラマ化、幻冬舎より小説化されました。2022年には、小林勝也、山本亨、佐藤正宏らを迎え、西沢栄治の演出で『十二人の怒れる男』に挑戦。本多劇場史上初となる四方囲みの客席を設置し、コロッセオに自動盆を取り入れた演出で、名作を新たな形で上演しました。
九州初上陸!大牟田で「無頼の女房」が幕を開ける
ゴツプロ!のメンバーである佐藤正和の出身地である大牟田で上演される『無頼の女房』。東京・本多劇場での好評公演を経て、いよいよ九州初上陸となります。戦後の混乱期を背景に、夫婦の愛と葛藤、そして生きることの意味を問う力強い物語を、ぜひ大牟田文化会館で体感してください。
公演概要
公演名:ゴツプロ!第九回公演『無賴の女房』【福岡】
公演期間:2024年7月6日(土) 13:30 / 18:30 全2回公演
会場:大牟田文化会館(福岡県 大牟田市 不知火町2-10-2)
チケット料金:一般 5,000円 / U-25割引 3,000円(全席自由・税込)
チケット購入:カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社)
公式ホームページ:https://52pro.info/
公式X:https://twitter.com/52pro52pro
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