リオン株式会社が新たな音響測定プログラムを発表
東京都国分寺市に本拠を構えるリオン株式会社が、現場での音響評価を効率化するための新製品「NX-43RV」をリリースしました。このプログラムは、騒音計に機能を追加することで、残響時間の測定を行うもので、これまでの測定方法を革新します。
音響評価の重要性
残響時間は、特に会議室や教室、ホールなどの音声の聞き取りやすさを評価する上でなくてはならない指標です。建物の竣工時や改修時には、その音響性能を確認する必要があり、従来の方法では煩雑な手続きが求められていました。しかし、リオンの「NX-43RV」は、騒音計1台で測定から評価までを完結できるため、作業時間を大幅に短縮します。
プログラムの概要
「NX-43RV」は、従来のノイズ断続法に加え、新たにインパルス応答二乗積分法に対応しています。これにより、音源を断続する必要がなく、現場での測定は容易になります。必要なデータが全て騒音計で獲得できるため、作業の効率化が図られ、利用者の負担も軽減されます。
インパルス音源と騒音計
本プログラムを実現する背景には、リオンが開発した「折り紙インパルス音源」があります。紙鉄砲の原理を応用したこの音源は、安定して衝撃音を発生させることができ、持ち運びも簡単です。これにより、現場での音響測定がより手軽に実施できるようになりました。
主な特長
本製品にはさまざまな特長があります。まず、インパルス応答二乗積分法とノイズ断続法の2つの測定方式に対応。これにより、測定状況に応じて適切な方法を選択することが可能です。
さらに、測定データは騒音計本体で処理でき、測定結果はリアルタイムで確認できます。特に、音源と背景音の重ね合わせ表示 機能は、測定の信頼性を保証します。
測定効率の向上
自動で最大10回連続測定を行う機能や、データの平均処理機能なども搭載しており、これにより現場での測定作業がさらに効率的に行えます。測定結果も、オクターブバンドおよび1/3オクターブバンドごとに視覚的に確認できるため、分析もしやすくなります。
使用用途の幅
「NX-43RV」は、会議室や講堂、さらには建物の竣工時や改修作業前後の音響性能確認、吸音材導入の効果検証など、多岐にわたって活用できる製品です。特に、電源の確保が難しい現場での残響時間測定においても、このプログラムが役立ちます。
リオン株式会社は、今後も音響測定の精度向上と利便性の向上を目指し、革新的な製品を提供していく所存です。「NX-43RV」に関する詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。