小中学生の睡眠実態調査、57.3%が不足と回答！スマホの影響も浮き彫りに

小中学生の睡眠時間とスマホ使用の関係

最近の調査結果によると、小中学生の多くが睡眠不足を訴えています。ニフティ株式会社が実施したアンケート調査では、平日の睡眠時間や睡眠の質に関するデータが収集され、注目すべき結果が明らかになりました。

調査の概要

この調査は2024年7月23日から8月26日まで、ニフティキッズの訪問者を対象に実施され、2,837件の有効回答が得られました。主な調査項目には、平日の睡眠時間、休日の睡眠時間、睡眠不足の理由などが含まれています。

平日の睡眠時間

調査の結果、小学生の平均睡眠時間は「8時間」だったのに対し、中学生は「7時間」とのこと。この結果から、中学生が小学生よりも睡眠時間が少ないことが分かりました。また、10時間以上の睡眠をとる子は小中学生全体の1割未満という結果も示されています。

休日の睡眠時間

小中学生の約60%が、休日の睡眠時間が平日よりも多いと回答しました。これは、学校のない休日にゆっくりと眠ることができるため、自然な結果であると言えます。

睡眠不足の現状

調査結果では、全体の57.3%が「睡眠時間が足りていない」と回答しました。特に、中学生でのこの割合は64.9%に達し、学年が上がるにつれて忙しくなり、睡眠時間が削られている様子が伺えます。

睡眠不足の原因

この結果のバックには、主に「なかなか寝つけない」という理由が約60%を占めています。また、「YouTubeなどの動画を見ること」や「スマホを使い続けること」も、睡眠不足の要因として挙げられています。実際に、2割の小中学生が「眠る直前までスマホを使っている」と回答し、6%の子供たちは「スマホを触りながら寝落ちする」とも答えました。