日本PCサービスとBIGLOBEが法人向けデジタル化支援で協業

日本PCサービスとBIGLOBEの業務連携によるデジタル化支援

日本PCサービス株式会社と、KDDIグループのBIGLOBEが、2025年10月15日から中小企業向けのデジタル化・DX推進に協力することが発表されました。双方の強みを活かし、法人向けプロバイダ契約を結ぶ顧客に対し、業務用パソコンやルーターの初期設定を無償で支援するサービスを開始します。

取り組みの背景

日本PCサービスは、全国約400のサポート拠点を有し、年中無休・即日対応が可能な独立系サポート企業として知られています。特に、有料訪問サポートは業界トップクラスの利用率を誇ることから、多くの企業から信頼を集めています。近年のDX社会の進展により、デジタル機器やネットワークの重要性が増す中、SOHOや中小企業を対象とし「オフィスまるごとサポート部隊」を立ち上げました。これにより、業務環境の快適さやデジタル化による効率化を支援し、トラブル解決や保守も行っています。

一方で、BIGLOBEは個人・法人向けに様々な通信サービスを提供しており、特に法人向けには高速で安定した通信環境を構築し、豊富なオプションである格安SIMやセキュリティソフトを提供しています。そのため、SOHOや小規模事業所向けのプランも充実し、専用窓口が設けられています。

課題への対策

日本では、高齢化による人手不足や物価高騰が企業の痛手となっており、業務効率化が急務です。2024年の中小企業庁の調査によると、中小企業のデジタル化の進捗が乏しく、実に半数以上がアナログからデジタルへ移行できていない現状が浮き彫りになっています。さらに、DX推進の際には「人材不足」と「費用負担」が主要な課題とされています。

このような背景から、日本PCサービスとBIGLOBEは業務連携を強化し、顧客ニーズに応える支援体制を構築するべく、新サービスを開始します。特に、業務用パソコンやルーターの初期設定支援は、法人顧客に対し高い対応力が求められるため、日本PCサービスがその役割を担うことが決まりました。

具体的なサービス内容

新たな取り組みとして、これらの企業は、関東・関西・東海エリアを対象に、初期設定をはじめとしたデジタル化支援を行います。現地訪問を活かし、各企業の業務環境や具体的な課題を迅速に把握し、最適で効率的なソリューションの導入を支援することが目指されています。このようにして、SOHOや中小企業のデジタル化と顧客満足度の向上を図ります。