アダルが提案する国産い草を使用したサステナブルな家具展

業務用家具メーカーアダルが新しい提案

業務用家具メーカーのアダルは、2020年エル・デコデザインウォークに出展し、サステナブルな未来への歩みを示すコレクション「Look into Nature」を発表しました。自然との調和を目指し、100％国産の天然い草を使用したこの新しいシリーズは、現代のライフスタイルに適応したデザインが特徴です。特に、国産い草はその香りと触り心地が魅力であり、家具においてもその利点を最大限に引き出しています。

コレクション「Look into Nature」とは

「Look into Nature」は、伝統的ない草製品の需要が減少する中、い草生産者の想いに共感し、2019年から開発が始まりました。伝統工芸品としてだけでなく、産業として持続可能な存在であることを目指すこのプロジェクトでは、高級な国産い草を用いて、より現代的な家具スタイルを提案しています。国産い草は、高い香りと五感で楽しめる特性を持ち、湿度調整や抗菌効果、燃えにくさなど、様々な機能性も併せ持っています。

出展モデルの紹介

今年の展示では、以下の新作3モデルを中心に披露しています。これらのモデルは、い草の美しさを日常生活の中で楽しんでもらうことを目的としています。

1. 葉月 (Hazuki)

このソファは、座面から背もたれへと流れるような美しいラインが印象的です。い草のグラデーションカラーとソファの形状が融合し、優雅さを感じさせます。

2. 萌 (Moe't)

い草を側面にあしらったローテーブルとプランターから成るシリーズです。スチール製のモダンなベースが、さまざまなインテリアに調和します。

3. 六華 (Rokka)

い草の繊維が模した六角形のデザインが特徴で、異なるサイズを組み合わせることで、自然界に見られる柱状節理や鉱物の結晶を連想させる造形美が魅力です。

これらの作品が、い草の可能性を広げる素晴らしい一例となっています。

出展詳細

アダルの展示は、2020年10月23日から11月2日（ただし土日祝を除く）の間、東京都新宿区にあるアダル東京支店のショールームで行われます。開場時間は10:00から18:00までとなっており、ぜひ多くの方に来場していただき、実際に手触りや香り、座り心地などを体験していただきたいと思っています。

会社概要

株式会社アダルは、業務用イスやテーブルなどの製造を行う福岡県の企業で、1967年の創業以来、多くの商業空間でその製品が使用されています。福岡には業務用家具製造工場があり、100人以上の社員が働いています。新たなデザインや素材への挑戦を続けるアダルの今後にも期待が寄せられます。

公式サイトやSNSもぜひチェックして、新しい家具の魅力を体験してください。