2025年大阪・関西万博の「PASONA NATUREVERSE」
2025年に行われる大阪・関西万博で、パソナグループが出展するパビリオン「PASONA NATUREVERSE」が注目を集めています。このパビリオンの一環として、VIPアテンダントが着用するための特別なオートクチュールドレスが制作されました。ドレスのデザインを手がけたのは、97歳の現役ファッションデザイナー藤本ハルミ氏です。
新たな日本の美を発信
藤本氏は、日本の伝統工芸を駆使し、着物地や帯地を使用したデザインに定評があります。彼女が手掛けたこのVIPアテンダントドレスは、全20着が制作され、そのうち7着が今回披露されました。日本ならではの西陣織や友禅染などを用いることで、伝統と現代が融合し、命の美しさを感じさせる作品に仕上がっています。
パソナグループの「PASONA NATUREVERSE」は、「いのち、ありがとう。」をテーマにしています。このコンセプトは、自然がもたらす恵みに感謝し、その想いを次の世代へ伝えようとするもので、訪れる人々に深い感動を与えることでしょう。
97歳のデザイナーの情熱
藤本ハルミ氏は、神戸で育ち、1954年にオートクチュール・マーガレットをオープン。以来、彼女は多くのファッションイベントで作品を発表し続け、国内外で高い評価を受けています。特に、1997年にはパリオートクチュールコレクションに参加し、その後もモナコやニューヨークなど、さまざまな国でショーを展開し成功を収めました。91歳でパリでのショーを再び開催し、その魂を世界に示しました。
彼女の理念は、伝統技術に「いのち」を吹き込んで新たな形にすること。このような情熱あふれるデザイナーによる衣装は、万博に訪れる国際的な観客に日本文化の豊かさを伝える重要な役割を担っています。
パビリオンの目指す未来
「PASONA NATUREVERSE」のコンセプトに基づく展示は、健康、心の豊かさ、そして人々の絆をテーマにしています。特に、「あらゆる人がいきいきと働き、幸せに暮らせる社会」を目指し、さまざまな活動を行っています。ここには、多世代が協力し合い、お互いに支え合う社会を目指す意義が込められています。
公式サイトでは、パビリオンの詳細に加え、展示内容やコンセプトに関する情報が提供されています。特に、世界中の人々に「ありがとう」の感謝の気持ちを共感してもらうことを目指しています。
まとめ
2025年の大阪・関西万博での「PASONA NATUREVERSE」パビリオンは、日本の美しさと伝統を新たな形で発信する機会です。藤本ハルミ氏による特別なドレスは、日本文化の素晴らしさを表現し、訪れる人々に感動を与えることでしょう。これを通じて、文化の多様性や和の心が共鳴し、未来の世代へと伝わっていくことが期待されます。日本の魅力をさらに深く理解し、感謝の気持ちをもって自然や身の回りに目を向けるきっかけとなることでしょう。