箱根ドールハウス美術館の魅力
箱根ドールハウス美術館では、2024年10月12日から2025年4月21日まで、企画展『ミクロコスモス〜箱の中の小さなお部屋〜』が開催されます。この展覧会は、画家・造形アーティストであり、ラジオDJでもあるRIO UMEZAWA氏によって、アッサンブラージュという手法を用いて表現されたミニチュアの芸術作品が並びます。
ミクロコスモスとは?
アッサンブラージュはフランス語で「寄せ集め」を意味し、多様な素材を組み合わせることで新しい作品を作り出す手法です。1950年代に、先行する芸術スタイルとの区別から名付けられたこの表現方法は小さな空間に新たな視覚体験をもたらします。彼の展示品は、日常で使われるアイテムと絵画が組み合わさり、小さな宇宙を形成しているのです。
展示される作品たち
今回の展示では、RIA UMEZAWA氏が手がけた小さなタブローや版画に加え、フレンチアンティークも取り入れられています。これらは全てオリジナルの箱に組み合わせられ、家具屋でエイジング加工が施されています。彼の作品は、日本国内だけでなく、フランス、シンガポール、香港など、様々な国で発表されています。彼の経験と視点が凝縮された作品は、見る者を異空間へと導いてくれます。
箱根の自然と美術館の特色
箱根の自然に囲まれた「はこにわ」は2023年にリニューアルオープン。箱根ドールハウス美術館の他に、ミニチュアグッズが揃うミュージアム・ショップや、自然の中で軽食を楽しめるカフェ『cha cha』も併設されています。また、ノームの森には池があり、散策が楽しめます。
さらに、開放感のある駅舎テラスや子供から大人まで楽しめるミニ機関車《SLピクシー号》、クラシック・ミニオープンカーのレンタルなど、訪れる人々にさまざまな体験を提供しています。子供から大人まで楽しむことができるこのミュージアムは、箱根を訪れる際のおすすめスポットとなっています。
アートを通じた新たな体験
箱根ドールハウス美術館は、二大コレクションとして知られる“ヴィヴィアン・グリーンコレクション(イギリス)”や“モッツ・ミニチュアコレクション(アメリカ)”をはじめ、世界各国のドールハウスを展示しています。また、ハリー・ポッターのホグワーツ特急や、アルプスの風景を再現したミニチュア鉄道も人気です。ここでの体験は、芸術を通じて世界の文化や歴史を学ぶ良い機会となるでしょう。
教育的な側面もあり、特に子供たちにとっては、見ることができる様々なミニチュアの世界を通じて、大人になる前に多様な価値観や視点を育む助けとなります。
企画展の詳細
- - 展覧会名: ミクロコスモス〜箱の中の小さなお部屋〜
- - 会期: 2024年10月12日(土)〜2025年4月21日(月)
- - 場所: 箱根ドールハウス美術館(神奈川県足柄下郡箱根町芦ノ湯84-55)
- - 営業時間: 10:00~17:30(11月~3月は17:00まで)、定休日は火曜日(祝日は営業)です。
是非、箱根の美しい自然の中でミニチュア芸術の魅力を体感してください。