異例の猛暑が香り選びに影響を与える
オーダーメイドフレグランス専門店「MY ONLY FRAGRANCE」を運営する株式会社フレグランスプロジェクトが、2025年の店舗別販売データをもとに、気温の変化が香りの選択に与える影響を分析しました。毎年9月になると、秋の香りに切り替わる時期ですが、今年は異例の猛暑が続いているため、香り選びの傾向にも変化が見られています。
観測史上最高気温の夏
気象庁の報告によると、2025年の夏(6月から8月)の日本の気温は平年よりも2.36℃も高いため、観測史上最高の記録を樹立しました。また、9月に入った後も全国的に高温が続く見込みです。この異常気象は、私たちの日常生活に様々な影響を与えており、香りの選び方もその一つとなっています。
香りの衣替えが進まない
「暑さ寒さも彼岸まで」という日本の言い回しが示すように、9月は通常「香りの衣替え」の季節です。例年、この時期にはウッディやスパイシー、金木犀の香りなど、深みのある香りが注目され始めます。しかし、今年の気温予報では、東京、京都、名古屋を含む全国各地でまだ30℃前後の日々が続く可能性が高く、肌で秋を感じることが難しい状況となっています。
MY ONLY FRAGRANCEの店舗でも、フェアリーな「フルーティー系」やエレガントな「フローラル系」といった爽やかな夏の香りが依然として人気であり、9月に入ってからも売れ筋の上位を占めています。このことは、前年と比較しても明らかに秋の香りへの切り替えが鈍いことを示しています。
今だけの香りの提案
このような季節の境目で、MY ONLY FRAGRANCEは「夏の余韻を残しつつも、秋の気配を取り入れた香り」を提案しています。具体的には、以下のような香りが挙げられます。
- - ホワイトティー系: 清涼感と高貴さを兼ね備えた香りで、汗ばむ気候でも心地よく感じられます。
- - ハーバル系: 柔らかなウッディの余韻があり、夏から秋への移行を感じさせる香りです。
- - グリーンティー×柑橘のブレンド: 軽やかさと透明感がありながらも、日本的な落ち着きも届ける香りです。
このような香りは、「秋らしいものはまだ重い」「夏の香りも飽きてきた」と感じるお客様にとって、心の変化に寄り添う新たな選択肢となります。
香りが映す季節感
香りは私たちの気分や体感に深く根付いている存在です。温度や湿度、日差しの強さといった環境要因が、「今日はどんな香りを使おうか」という選択にも表れます。今年の9月、いまだ暑い日々が続く中、「香りが未だに夏」という状況は、気候と感覚のずれを反映しています。MY ONLY FRAGRANCEでは、この特別で異例な季節感をお客様と共に観察しています。
MY ONLY FRAGRANCEについて
「MY ONLY FRAGRANCE」は、京都を拠点とするオーダーメイドフレグランス専門店であり、「香りで世界を変える」というビジョンのもと、お客様一人ひとりの個性を香りで表現する新しい体験を提供しています。店舗では、季節に応じた数十種類の香りからお好みを選び、専属のフレグランスアドバイザーがカウンセリングを行い、即座に香りを調合します。香りの組み合わせは1億1043万通り以上であり、完成したフレグランスは「私だけの香り」ため、特別な存在となります。現在、京都、名古屋、東京、成田、大阪、横浜にて計11店舗を運営しており、今後もお客様に香りを通じた「自分らしさ」との出会いをご提案してまいります。
会社概要
- - 会社名: 株式会社フレグランスプロジェクト
- - 所在地: 京都府京都市下京区天満町271-2
- - 設立: 2023年4月1日
- - 代表者: 和田慎平
- - 事業内容: フレグランスの製造・販売、企画、催事、文化体験事業等
- - URL: フレグランスプロジェクト