和歌山県、スタートアップ支援やDX推進の連携協定を締結

和歌山県、スタートアップ支援とDX推進のための連携

和歌山県において、地域経済の活性化を目的としたスタートアップ支援及びデジタルトランスフォーメーション（DX）推進に関する連携協定が締結されました。参加企業には株式会社紀陽銀行、株式会社マネーフォワード、マネーフォワードベンチャーパートナーズ、そしてSDFキャピタルが名を連ね、多様な取り組みが進められます。

背景と目的

和歌山県が抱える人口減少や事業者数の減少といった地域課題に直面しています。これらの問題は、特に若年層の流出が大きな要因となっており、進学や就職のために県外へ移動する若者の数が増えています。このような状況を打開するため、本連携協定では、スタートアップ企業を支援し、地域経済の成長を促進することを目的としています。

紀陽銀行は「第7次中期経営計画」において、地域のDX推進やサステナブルな成長に向けた取り組みを強化している数少ない銀行の一つです。これにより、地元の若手起業家を支援する未来型のビジネス環境を整えることに注力しています。

Key Siteの設立

スタートアップと和歌山県のつながりを強めるため、紀陽銀行、ATOMica、マネーフォワードベンチャーパートナーズが協力して開設する「Key Site」が2025年3月27日にオープンします。この施設では、地域の起業家たちが集い、情報を交換しながら成長していける可能性が広がります。

連携による新たな機会

本協定の締結により、各企業はそれぞれの資源やネットワークを活用し、スタートアップへの具体的な支援プログラムを展開します。例えば、マネーフォワードは自社のプラットフォームを使って紀陽銀行の顧客に対し、金融や経営の支援を行う予定です。その一環として、事業者向けのSaaS型サービス『マネーフォワードクラウド』を提供し、効率的な経営を支援します。