読み書きアセッサー養成講座
2025-06-27 13:04:25

ディスレクシアを理解する新たな取り組み!読み書きアセッサー養成講座第5期が開講

読み書きに困難を抱える子どもたちを支える新たな試み



近年、特に注目されているのが「ディスレクシア」、つまり読み書きに困難を持つ子どもたちの問題です。この学習障害は非常に多くの児童に見られ、例えば40人のクラスにおいても約3人の子どもが影響を受けていると言われています。しかし、この障害は外見上はわかりづらく、そのため周囲からの理解が得られにくいのが実情です。実際に、ディスレクシアと診断された子どもが宿題に苦しむ様子や、「自分はバカだ」と自らを責める姿は、少なくありません。これらの子どもたちを支えるためには、適切な評価と支援方法が必要不可欠です。

読み書きアセッサー養成講座とは?



そんな背景の中、認定NPO法人エッジでは「読み書きアセッサー養成講座(eラーニング)」の第5期生を募集することを発表しました。この講座は、読み書きに困難を持つ児童への理解を深めることを目的としています。受講者は、この講座を通じて、判断の基準となるアセスメント(評価方法)を学び、実際の状況を理解し効果的な支援に結びつける能力を身につけることができます。

講座の内容



講座はeラーニング形式で約4時間の受講が必要であり、2025年7月1日から8月31日までの期間で実施されます。講師には北陸大学の河野俊寛教授が務め、専門的な知識を深められる機会となっています。受講対象者は、心理師や臨床心理士、特別支援教育士、さらには教育現場や発達支援に携わる専門家たちであり、幅広い分野からの参加が期待されます。

説得力のある支援を



この講座の参加者は、通常の教育現場では理解されにくい子どもたちの特性を把握し、適切な支援方法を提案するスキルを習得することができます。その結果として、実際の授業の中で苦しむ子どもたちを減らすことができるはずです。また、読み書きに困難を抱えている彼らが自信を持って学べる環境を整えることが目指されています。

ニーズの高まりと社会的な意義



近年では、GIGAスクール構想による1人1台のPC配布が進行しており、それに伴って読み書きアセスメントのニーズが高まっています。しかし、実際には何年も様子を見るばかりで支援が遅れるケースが多く、より迅速に対応できる人材の育成が求められています。この講座で学ぶことで、即座に支援へと結びつけられる人材としての成長が期待されています。

認定NPO法人エッジの理念



エッジは2001年に設立され、読み書きに困難を持つ人々のための支援や、啓発活動に取り組んでいます。会長の藤堂栄子氏は、政府の委員としても活動しており、様々な法律に携わっています。彼女のリーダーシップのもと、エッジはディスレクシアを正しく理解し、支援の輪を広げることを目指しています。教育現場に新たな風を吹き込み、ディスレクシアの理解を深めるための取り組みが、今まさに始まろうとしています。

まとめ



読み書きによる課題を抱える子どもたちへの支援は、社会全体が協力しなければ成り立たない重要なテーマです。この読み書きアセッサー養成講座を通じて、より良い教育環境を提供し、未来に向けた明るい展望を築いていくことが求められています。興味のある方は、ぜひ申込みを検討してみてください。最終申し込みは2025年8月11日までです。この取り組みが、読み書きに困難を抱える子どもたちにとって大きな支えとなりますように。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人エッジ
住所
東京都港区芝4-7-1西山ビル4階
電話番号
03-6809-4465

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