アスリートの未来を切り拓く新たな連携
株式会社A.B.United(以下、A.B.U)とキャリアデザインプロジェクト(以下、CDP)がアスリートのキャリア支援における新しい連携をスタートさせました。この取り組みは、アスリートが競技引退後に自らのキャリアを主体的に形成していく力を育むことを目的としています。
連携の背景と意義
A.B.Uは2020年に設立された、日本初のアスリート向けビジネス教育機関です。これまでに500名以上のアスリートに対するビジネススキルの教育や、120社とのマッチングを通じて就職支援を行い、離職率0%を達成しています。一方で、CDPは競技引退後のアスリートが自らのキャリアをデザインすることをサポートするプラットフォームです。35社の企業と連携し、多くのアスリートに対してキャリア相談やマッチングサービスを提供しています。
このたびの連携により、両団体はアスリートのキャリア形成をさらに充実させるための新たな取り組みを展開することになりました。
主な連携内容と取り組み
1. 教育体制の充実
A.B.Uの講師とCDPのアドバイザーが協力し、アスリートが将来を考える力を育成するための教育プログラムを共同で推進します。具体的には、A.B.Uの講師がCDPアスリートや受入企業向けにビジネススキルに関する講演を行い、CDPのアドバイザーがA.B.Uの受講生に特別講義を実施します。この相互連携により、より多様な視点からアスリートの可能性を引き出す支援体制が整うことが期待されます。
2. 求職希望アスリートの雇用機会の拡大
A.B.UとCDPに登録しているアスリートが就職を希望する場合、両団体の提携企業に情報を届けることで、より多くの雇用機会を提供します。この取り組みにより、アスリートは自身の特性に合った職場を選ぶことができ、企業も多様な人材の中から最適な人材を見つけることが可能となります。さらに、両団体はマッチングのサポートも行い、アスリートの職場定着や活躍を促進することを目指しています。
3. マッチング精度の向上
両団体はアスリートと企業のマッチングを円滑に行うために、対応手順を明確化した連携フローを構築しています。求職希望のアスリート情報をA.B.Uから提供した場合、まず会員企業への紹介を行い、マッチしなかった場合にはCDPの企業へと展開する体制です。この仕組みにより、面談や選考の流れが明瞭になり、アスリートと企業の双方にとって安心できるサポートが実現します。
両団体の紹介
株式会社A.B.United
A.B.Uはアスリート専門のキャリア教育機関として設立され、ビジネスマナーから起業、財務、マーケティングまで幅広い講義を提供しています。これまでの実績として、500名以上が受講し、50名以上が就職を果たしています。社会的なインパクトを持つ活動として、大阪・関西万博の共創パートナーにも参加しています。
キャリアデザインプロジェクト
CDPは、現役・引退を問わずアスリートのキャリア形成を支援する団体です。デュアルキャリアやセカンドキャリアの支援を通じて、アスリート自身が積極的にキャリアを選べる力を育てています。35社の企業と連携し、多面的なサポートを展開中です。
最後に
アスリートが競技引退後のキャリアを自らの意思で切り開くためには、正しい情報と適切なサポートが必要です。A.B.UとCDPの連携は、アスリートの未来をより豊かにする可能性を秘めています。この新たな取り組みが、多くのアスリートにとっての希望の光となることを期待します。