JALの国際線、燃油特別付加運賃改定の詳細発表

JALによる国際線燃油特別付加運賃の改定申請について

日本航空（JAL）は、2025年10月から適用される「燃油特別付加運賃」の金額改定を、国土交通省に申請しました。この変更により、発券対象期間は2025年10月1日から11月30日までとなります。

燃油特別付加運賃とは、国際線の航空券料金に加算される費用のことで、燃料の市場価格に影響されるため、定期的に見直されます。JALでは、この運賃を2カ月ごとに見直し、最近の燃油市況に基づいて調整が行われています。

最新のデータによると、2025年6月から7月にかけてのシンガポールケロシンの平均価格は、1バレルあたり85.96米ドルでした。この数値に当該期間の為替レート（1米ドル145.63円）を掛け算した結果、シンガポールケロシンの円貨換算額は12,518円となります。このため、2025年10月から11月に発券される航空券に関しては、Zone Gにおける12,000円を基準とした金額が適用されることが決定しました。

改定の詳細

1. 適用期間: 2025年10月1日から11月30日までの発券分。
2. 運賃額: 日本発の旅程について、運賃はお一人様一区間片道あたりの金額となります。
- 特定の行先例: イルクーツク、ノヴォシビルスクなど。
3. 改定条件:
- 指定の発券期間中は、現在の適用額に基づいて金額変更は原則行われません。
- ただし、政府の認可状況によって金額や適用時期が変わる可能性があります。
- 2025年12月以降の発券分については、2025年10月に改めてお知らせがあり、もしも2カ月間の平均が1バレルあたり6,000円を下回った場合は、運賃は適用されません。

適用対象

- 航空券の購入は大人・小児ともに同額が適用。
- 2歳未満の幼児で座席を使用しない場合、対象外となります。
- JALマイレージバンクを利用しての国際線特典航空券を利用する方も同様の運賃が必要になります。

なお、航空券の購入後に払戻しを行う場合、燃油特別付加運賃には取り消し手数料はかかりません。

最新の情報や詳細については、JALの公式ウェブサイトで随時更新される予定です。旅行を計画している方は、ぜひ確認しておくと良いでしょう。JALの国際線を利用する際には、燃油特別付加運賃についても十分に理解しておくことが重要です。これにより、予期せぬ出費を避ける助けとなります。