アダプティブリユースで拡がる未来の可能性
五反田TOCビルでオープンする実験的なコワーキングスペース「特区」。2026年2月9日から3月末までの期間限定で運営されるこのスペースは、久米設計ソーシャルデザイン室が参画し、都市の新しい可能性を探る場となります。サーキュラーエコノミーを実現する内装モデルを示し、歴史的な地点を活かして価値創造に取り組むこのプロジェクトは、多くの注目を集めています。
設計知とサステナブルな都市開発
今回は、久米設計ソーシャルデザイン室が培った「設計知」を基に、地域コミュニティでのエリアマネジメントの基盤を築くことを目指します。特に、「特区」では利用者のフィードバックをもとに、リアルタイムで空間デザインや機能をアップデート。これにより、利用者のニーズに応えた柔軟な空間作りが実現されます。
歴史を受け継ぐ場所での実験
TOCビルは1970年の開業以来、日本の産業を支えてきた歴史ある建物です。ここにITスタートアップコミュニティ「五反田バレー」と「まち全体をキャンパスに」を掲げる「五反田バレーユニバーシティ」(GVU)がタッグを組み、多様な挑戦が交差する「まちの実験場」を設営。解体時のゴミをゼロにするため、アダプティブリユースとサーキュラー内装を実践します。
実際の運用はどうなるのか
「特区」では、ビールケースやパレットといったリユース資材を使用し、内装を構成。これにより将来的には解体時もゴミを出さない「ゴミゼロ」の内装が実現されます。空間としては、さまざまな行為を誘発する「ジャイアントテーブル」が設けられ、個人作業からイベントまで多様に活用されます。さらに、本を通じたコミュニケーションを促進する「TOC文庫」も配置され、単なる作業場以上の価値を提供します。
久米設計ソーシャルデザイン室の取り組み
久米設計ソーシャルデザイン室は、地域や人を大切にした持続可能な都市開発にクラフトしていく集団です。都市の低未利用ストックを活用し、新たな都市モデルを提案することで、地域コミュニティの形成にも貢献しています。これにより、地域に根ざした持続的な活動を推進することを目指しています。
施設概要と今後の展望
「特区」は2026年2月9日から3月末まで運用されます。場所は東京都品川区西五反田のTOCビル内で、利用料は無料ですが事前登録が必要です。運営主体は株式会社テーオーシーとGVU、さらに久米設計ソーシャルデザイン室などの協力が得られています。
今後、「特区」での知見やコミュニティの動向は報告され、次世代の働き方を考える場づくりに貢献する予定です。
最後に
この新しい試みは、地域に根ざした創造的な場所を提供するだけでなく、未来の持続可能な社会のあり方を示す重要なステップとなるでしょう。久米設計の挑戦から目が離せません!