呉市にオープンする潜水艦風ゲストハウス「Red Submarine」

呉市の新たな観光名所「Red Submarine」

2023年12月8日、広島県呉市に新しい宿泊施設「Red Submarine」がオープンします。これは、公衆浴場「赤ビル温泉」を運営する有限会社赤ビル3C＆Spaが手掛けたもので、訪れるゲストに独特な体験を提供することを目指しています。

「Red Submarine」のコンセプトは、宿泊者がまるで潜水艦の乗組員になったかのように感じられることです。施設内は潜水艦をイメージしたデザインが随所に施されており、円筒形の内殻を思わせる天井や露出した配管、明るい赤色の灯り、士官の寝室をイメージしたドミトリーなど、ユニークな装飾が施されています。

有限会社赤ビル3C＆Spaの代表取締役、小島真帆氏は、「元乗組員の父の協力で実現した、呉らしいゲストハウスです。銭湯やサウナも併設しており、全国から訪れる船舶ファンの聖地を目指しています。大人から子供まで楽しめる交流の場になることを願っています」と語っています。

施設の魅力と特徴

宿泊施設の概要

「Red Submarine」には合計6室の宿泊施設が用意されており、ドミトリー、シングル、ダブル、ツインの部屋があります。宿泊定員は15名であり、宿泊者はシェアスペースを利用しながら交流を楽しむことができます。ファミリー向けの個室も用意されており、親子で楽しめる施設です。

温泉とサウナ

併設されている「赤ビル温泉」は、公衆浴場として地元の人々に親しまれており、宿泊者も楽しむことができます。この温泉は心地よい湯とともに、リラックスできるサウナも完備しており、肩の力を抜いて贅沢なひとときを過ごすことができます。

地域の魅力

呉市は広島県の南西部に位置し、瀬戸内海沿岸にある美しい港町です。この地域は、古くから海上自衛隊の重要拠点として知られ、また歴史上の軍港として重要な役割を果たした場所でもあります。2016年には「鎮守府横須賀・呉・佐世保・舞鶴～日本近代化の躍動を体感できるまち～」として日本遺産にも認定されています。このような背景を持つ呉市だからこそ、レジャーだけでなく歴史を知る良い機会も得られます。

「Red Submarine」は、ただの宿泊施設ではなく、呉市の歴史や文化を体感できる貴重な場所になること間違いありません。宿泊を通じて、潜水艦士官としての生活を体験しながら、呉市ならではの魅力を感じることができるでしょう。