テンダとニーズウェルが提携、ソフトウェアテストの新たな時代を切り開く

テンダとニーズウェル、業務マニュアル自動作成ツールを活用した協業を開始

株式会社テンダと株式会社ニーズウェルは、ソフトウェアテスト領域において協業を始めることを発表しました。この提携により、テンダが展開する業務マニュアル自動作成ツール「Dojo®」を駆使し、ニーズウェルが提供する高品質なソフトウェアテストサービスが強化されます。両者のアプローチを統合することで、テスト設計から運用テスト、さらにはユーザートレーニングに至るまで、効率的かつ高精度な品質保証体制が実現します。

backgroundと目的

ニーズウェルは、ISTQBに基づくプロフェッショナル体制のもと、テスト設計から管理までをワンストップで提供するサービスを展開しています。さらに、高度な自動化基盤を持ち、クライアントに高品質なサービスを提供しています。一方、テンダの「Dojo」は、自動的に操作記録をキャプチャし、高品質な手順書や証跡を生成できるツールです。この2つの強みを融合することで、顧客に多様な価値を提供することが可能になります。

提供される価値

1. テスト証跡の自動生成による品質向上

テストを手動で行っても、自動的にエビデンスが取得されるため、正確かつ高品質な結果が期待できます。さらに、取得したデータをエクセルに貼り付けることでドキュメント化もスムーズに行えます。

2. コスト削減への寄与

操作手順や引継ぎ資料、トレーニング資料が簡単に作成できることで、プロジェクトの立ち上げから終了までのプロセスが迅速化されます。この結果、工数の大幅な削減につながります。

3. 生産性の向上

画面付きの操作履歴からエラー発生時の手順を容易に再現できるため、問題の特定が短時間で行えます。これにより、全体の生産性が向上します。

具体的な取り組み

本協業では、ニーズウェルが有するISTQB／IVEC認証に基づくテスト体制と、テンダの「Dojo」を結びつけ、テストプロセス全体の効率化と品質向上を図ります。特に、ニーズウェルの「運用テスト」や「ユーザートレーニング」領域で「Dojo」を活用し、テスト実施時に自動的にエビデンスを生成します。この結果、テスト完了時点での正確な証跡が取得でき、報告書作成やレビュー業務が効率的に行えるようになります。

さらに、ニーズウェルのノウハウと「Dojo」を組み合わせることによって、テスト準備、トレーニング、テスト実行、不具合修正という工程の自動化・標準化が進められます。この協業により、品質向上、コスト削減、生産性向上など、重要な要素を同時に実現し、開発現場での課題解決に寄与します。

今後の展開

両社は、ニーズウェルのソフトウェアテストグループに「Dojo」のデモを行い、具体的な活用効果を検証していく予定です。結果に基づき、テンダの「Dojo」とニーズウェルのソフトウェアテストを併せた新たなテストソリューションを共同で開発し、品質保証プロセスのDX化をさらに進めていく所存です。将来的には、テストだけでなく教育や運用支援などの周辺領域への展開も視野に入れています。

会社概要

株式会社ニーズウェル

- 所在地: 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート13階
- 設立: 1986年10月
- 代表者: 松岡元（代表取締役社長）
- 資本金: 908百万円（2025年9月30日時点）
- 事業内容: 業務系システム開発、ソリューション、IT基盤
- URL: needswell.com

株式会社テンダ

- 所在地: 東京都渋谷区渋谷2-24-12 WeWork 渋谷スクランブルスクエア内
- 設立: 1995年6月
- 代表者: 薗部晃（代表取締役会長兼社長CEO）
- 資本金: 325百万円（2025年5月末日時点）
- 事業内容: DXソリューション事業、Techwiseコンサルティング事業、ゲームコンテンツ事業
- URL: tenda.co.jp

両社の提携によって、ソフトウェアテストの未来が明るく照らされることを期待します。